...なじかは三年(みとせ)の勤行(ごんぎやう)を一夜に捨つべいと思ひつらう...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...一部を贈られたから早速通読して自分の最も好む一句を捨つた...
伊丹万作 「広告」
...皆もつて怪(くわい)とし石を竹林に捨つ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...あの観自在菩薩(かんじざいぼさつ)の世界には捨つべき煩悩(まよい)もなく...
高神覚昇 「般若心経講義」
...何れを捨つ可きや...
高木敏雄 「比較神話学」
...世を捨つるとは輕々しき戲事(ざれごと)に非ず...
高山樗牛 「瀧口入道」
...世を捨つるまで己れを慕ひし御邊の誠に感じ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...厄年の者これを求めて身體を撫で爾後これを小※(つじ)に捨つるを風(ならひ)とす云々...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...われ今またこれを捨つるもくやしからじ...
田山花袋 「田舎教師」
...君臨せんがために王位を捨つる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あたら一命を捨つるのは馬鹿なことだ...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...日本固有の文字を捨つるは国家的団結心に負(そむ)く事...
正岡子規 「病牀譫語」
...犢鼻褌の類(たぐい)を捨つるは厄年の男女その厄を脱ぎ落すの意とかや...
正岡子規 「墨汁一滴」
...支那にも『本草』にその物を搏(う)つや三(み)たび躍(おど)って中(あた)らずんばすなわちこれを捨つと出(い)づ...
南方熊楠 「十二支考」
...誰か能く諸苦を捨つる...
南方熊楠 「十二支考」
...黄権われを捨つるに非ず...
吉川英治 「三国志」
...名分は捨つべからず...
吉川英治 「新書太閤記」
...」さう言ひ捨つると...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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