...しやくり上げて理窟を捏ねる予の頭を撫でながら...
石川啄木 「郁雨に與ふ」
...楽書で捏(でっ)ちたような雨戸の...
泉鏡花 「婦系図」
...電燈は駄駄を捏ねて五十燭を着けて貰ひましたが...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...よく捏ねおわったら形をつくり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...大それた犯罪を捏造して...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...奇体な捏(ね)り細工だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...無理な駄々(だだ)を捏(こね)る必要もなかったのである...
永井荷風 「狐」
...捏造(ねつぞう)をしたりして得意がっているが...
中里介山 「大菩薩峠」
...この関係だけを切り離して因果の法則と云うものを捏造(ねつぞう)するのであります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...だだを捏(こ)ねるのもよろしくないと思って我慢(がまん)していた...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...捏粉菓子(ブリオーシュ)をひとついただいてもいいかしら?――いけません...
久生十蘭 「キャラコさん」
...このような捏造した虚構を引き起こさない場合でも...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...根も葉も無い捏造記事の爲に...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...どうせ終る一生なら両足をばたばたやる子供の駄々を捏(こね)るように...
室生犀星 「陶古の女人」
...彼らはいったいどんな良い判断をもってその大切な遺言書を捏(こ)ねあげるか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私が始めてこの大捏鉢を「大調和」誌上に紹介したのは昭和三年正月号であるが...
柳宗悦 「京都の朝市」
...だが今もそこでは白絵刷毛目流し釉の壺や捏鉢ができる...
柳宗悦 「工藝の道」
...瓦町の入口で七輪を造る土捏(つちこ)ねを長い事見ていた...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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