「捌」の意味
処理する・さばく
小説での「捌」の使い方
...これを政府の手にて売捌(うりさば)くことなし...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...身軽な旅人の笠捌(かささば)きで...
泉鏡花 「浮舟」
...褄はするすると捌(さば)くが...
泉鏡花 「薄紅梅」
...又自然の命令で所謂神の捌である...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...真夜中に教えて上げましょう」教える為にはお鉄が捕縄を捌(さば)いて...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...売捌きの景気はどうだ...
大杉栄 「獄中消息」
...それだけ格安に捌(さば)くことが出来るのみでなく...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...ヒラヒラと撥を扱って音締をして調子を調べる手捌(てさば)きがまた慣れたものであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...声も立て得ぬ憤激が捌(は)け口見付ける強烈な夜(よる)を望んでゐたのです...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...勝手に捌(さば)きはさせなかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...菱屋は御法度の拔け荷(密輸入)を捌(さば)いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その五万を捌いた年月は三十年にわたっている...
服部之総 「福沢諭吉」
...しかしこのハバカは一名カニハザクラと云って今日いうウワミズザクラの古名と成っているのでここに喰い違いが起るがこれをどう取捌いたがよいものかチョット困りもんである...
牧野富太郎 「植物記」
...お一つ」と一人の子が巧みにお手玉を捌(さば)いている...
山本周五郎 「さぶ」
...俺が談判して来る」博多蓮池(はすいけ)町○○寺の和尚は捌(さば)けた坊主であったらしい...
夢野久作 「近世快人伝」
...およそ都に見られる唐物(からもの)のすべては佐女牛(さめうし)の門から密々市(いち)へ捌(さば)かれていた物といってよい...
吉川英治 「私本太平記」
...そのことだ」と程よく捌(さば)く者があって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...法の捌(さば)きをうけた方が得策であろうと存ずる...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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