...其等の灣をさし挾んで突出してゐる澤山の堤のやうな陸地の間に美しく光つて見えた...
高濱虚子 「横山」
......
種田山頭火 「行乞記」
...挾箱(はさみばこ)持(もち)一人...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...わたしが肉的愛以外の愛の存在に疑をさし挾むと...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...所が私はそれに就いて疑問を挾んで書いて置きました...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...街道を挾んで赤楊の枯木がすく/\と立ちならんで居る...
長塚節 「教師」
...石の唐櫃に首を挾まれちや一とたまりもないね」「そいつは後學のために...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これに首を突っ込んで絞めるためには、火箸でも挾んで、相当締めつけなければならなかったでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...チャブ台を挾んで...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...Jena だのの間に Karlsbad とか Marienbad とかいふ土地の名の挾まつてゐるのに目を止めた...
堀辰雄 「「浴泉記」など」
...ニイチェの言葉に疑点を挾んで引用されているわけであるが...
宮本百合子 「異性の間の友情」
...間に小さく故工学博士渡辺 渡邸を挾んで...
宮本百合子 「犬のはじまり」
...然るに何故に人が疑を其間に挾(さしはさ)まぬであらうか...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...京水が錦橋の実子たることに異議を挾(さしはさ)むものはなかつたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...寛永寺の塔頭(たっちゅう)に挾(はさ)まれて...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...彼は少女の小脇に挾まつてゐる蛇の目に「野田ゆき子」と書いてある朱字を見た...
横光利一 「悲しみの代價」
...メーナム河を挾んでポルトガル人町やシナ人町と対し...
和辻哲郎 「鎖国」
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