...咲いたばかりの大きい藤の花の一房々々を打ち振れば...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...そんなあり振れた思はせ振りに容易(たやす)く乘る樣な男ではないぞと云はないばかりに...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...こういう具合に振れ...
海野十三 「空中漂流一週間」
...ひもばしごを振れるだけ振っておいて...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...村役場で印を捺して村長の名を以て堤防は決して出來ないからと云つて毎戸に村へ振れると云ふ餘計な世話をして居る...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...と云うのはすでに顔振れが満員になってしまっているところの...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...「仕方がないったって仕方がない――無い袖は振れないから」「有り過ぎるのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...白い布がふら/\と振れるやうに落ちかゝる瀧の水は其二三人の頭から分れて斜に飛び散つて居る...
長塚節 「松蟲草」
...明治四十五年新聞社に入るとき「劇評も書ける」という振れ込みであったことを考えると...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...一度首を振れば草木もなびき...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...エッゲは上下に振れている...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...ゆらゆらと振れてゐるのが彼の眼に映つた...
牧野信一 「繰舟で往く家」
...君にはあの旗は振れんかも知れないからな...
牧野信一 「早春のひところ」
...成熟の時分その蓮房を振ればガラガラと音がする...
牧野富太郎 「植物記」
...いつまでない袖を振れの何のと云っていたところで...
吉川英治 「剣難女難」
...もいちど駒を振れ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...棒の先の環(かん)から長い鎖(くさり)が垂れていて、その鎖の端には、ぶんと振れば、人間の頭蓋骨を砕くに足る鉄の球がついている...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そうたやすくは振れない物なので...
吉川英治 「宮本武蔵」
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