...梢(こずえ)を鳴らし枝を振う...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...尾を振うて游ぐ藻の仲間には...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...馭者の振う長い鞭をその女神の蛇の髪に喩えたのである...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...絶望の勇気を振うて死物狂(しにものぐるい)に邁進(まいしん)したが...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...其小帝国内に猛威を振うている...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...士気漸(ようや)く振うの時に会し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...衣を振う万里の道...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...批評が支配的・指導的な力を振うし...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...鋸や斧を振うべき...
豊島与志雄 「悪夢」
...来客のある盛宴には自ら料理の腕も振うという...
豊島与志雄 「碑文」
...おぞけを振うらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...有形の棍棒を振うことは...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...暫く逃れようと刀を振うのを引き捉え...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...病弊の根本処に向って大刀を振うの時だ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...稀々(まれまれ)に意外な暴威を振うのを実験した者が...
柳田国男 「海上の道」
...「ええありません、そんな奇天烈(きてれつ)なまやかしものは、あっしゃあでえ嫌えでね、憚りながらこれでも辻駕を担いでまっとうに食ってるんだから、そんなももんがあみてえな物にゃあ用はありやせんッさ」「そんな愚かな、その、これはももんがあとかまやかしものとか、そんなその、……では聞くのだが、おまえの親父はなに者だ」「親父ってちゃんのことかい、ああ、ちゃんは銀造ってってね、この金太のちゃんは金兵衛というんで、どっちもいい人間だったよ、金太のちゃんはでこ金、おれのちゃんはやぶ銀ッて云われてたっけ、それッてえのがおれのちゃんは斜視(やぶにらみ)だったし金兵衛さんは、なあ金太」「うん、……おいらのちゃんは、かなりおでこだった、うん、かなりなもんだった」「いや、儂は親父の人相を聞いているのではないて、親父があるとすれば、親父の親父があるわけだろう、つまりおまえたちにとっては祖父という理屈のものだ」「ああそんな化物もいたようだ」「化物というやつがあるか、仮にも血を分けた祖父と孫、祖父は大親というくらいで、いかに無学文盲とは云いながら、……では聞くのだけれども、その祖父は名をなんといって、生れはどこだ」「おらあ手品使いじゃあねえから、じじいの人別(にんべつ)までは知らねえ」「なにが手品だ、どういう理屈で手品を使うんだ、ばかばかしい、云うことが一々……では聞くのだけれども、おまえたちの家は元来からの町人か、それともずっと先は武家とか公卿とか、或いはこの諸大名とかいう……」「うるせえなこの禿は、おらそんないかがわしいけだものたあ、ひっかかりはねえ、つまらねえいんねんをつけると承知しねえぞ」「なにを云うんだ、禿とはなんだ」吾助としてはむかついたわけである、「いかがわしいのはおまえのほうだ、儂も佐野源左衛門の末孫となってみれば、そこは家名のこともあるから忍耐するのだけれども、なんだおまえは、先祖も知らず家柄も血筋もわからない、それでも人間かえ、こ、な、なんだ、暴力を振う気か、こ、こ、そんな物を持ちやがって、この、……ひっ」吾助は表へとび出し、なにか一言ぴんとした言を云ってやろうとしたらしい、が、銀太が息杖(いきづえ)を持って出て来るようすであってみれば、ぴんとした言は断念したわけだろう、とりあえず泥溝板(どぶいた)を踏み鳴らして逃げていった...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...ひとたび覇者の自我が振うときはこの国にはこんな非道が平然と行われたのであった...
吉川英治 「三国志」
...せっかくの神技も振う折はありますまい...
吉川英治 「新・水滸伝」
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- サッカー選手の小川航基さん: 試合終盤に決勝ゴールを決めたFW ⚽
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