...女の手首を挟んでいる棟木をムズと踏まえた...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...くの字に折曲った一棟の病舎が百五十坪程の患者の運動場を中に挟んで三方に建繞(たちめぐ)り...
大阪圭吉 「三狂人」
...天海浜吉をなかに挟んで...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その胸掛をハンケチによかろうと思って腰に挟んで帰ろうとしたとたんに...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...はんぺんにしてもらおう」老人が鍋の中からがんもどきとはんぺんを挟んで山西の前へ出し...
田中貢太郎 「水魔」
...内部にも何枚目ということを数えて小楊枝を挟んでおいたが...
谷崎潤一郎 「鍵」
...敏子は木村さんがあの写真をあの本の間に挟んでおいたのは...
谷崎潤一郎 「鍵」
...そこにちやんと赤い総(ふさ)のついた枝折(しをり)が挟んであつた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...僕が間違っていたら口を挟んでくれればいい...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...その結び目に挟んで業(わざ)をしたという匕首は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小耳に挟んでいる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...第十八 パンのジャムフエタスは薄く切ったパンとパンの間へジャムを挟んで牛乳へ漬けて前の通りな衣で揚げます...
村井弦斎 「食道楽」
...六寸程の竹片(たけぎれ)が挟んであるのを見附て...
山下利三郎 「誘拐者」
...わしの年が今、五十八、もう二十年と見てこの金を、十万両とするにゃ、一割五分じゃ難しいわい」鋳(ふ)き立(た)ての小判を一枚、指に挟んで、「だがいい色だな...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...常に疑いをさし挟んで容れ得なかったではないか...
吉川英治 「三国志」
...天龍川を挟んで対陣したまま冬も十一月にかかっていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...……ゲ、げーい」四すると、清十郎を挟んで、その隣に、同じく、これも食べ酔って、シャックリばかりしていた男が、笑いだした...
吉川英治 「宮本武蔵」
...谷を挟んで急な傾斜が起ってほぼ一里に渉り...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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