...子供心に疑いを挟んでいたのであったが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...ここまで彼の弁論が進んで来た時に裁判長閣下は言を挟んで(あたかも彼の言ったことが真実ではなかったかのようにしかつめらしい顔をしながら)...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...私はまず黒石を右手の指先に挟んでパチリと最初の一石をおく...
中勘助 「独り碁」
...しっかりとここへ挟んで来ればよかったものを――命より大事なものは無いと言いながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...そして坂上でちょっと馬を止めて「唯今(ただいま)六郷川(ろくごうがわ)を挟んで彼我(ひが)交戦中であるが...
中谷宇吉郎 「流言蜚語」
...八五郎と死骸を挟んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...緋縮緬(ひぢりめん)を股(また)に挟んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ホテリングを中に挟んで後部の座席に就いた...
牧逸馬 「双面獣」
...盃洗(はいせん)の中の猪口(ちょく)を挟んで男に遣った...
森鴎外 「牛鍋」
...その中に挟んでおいた罫(けい)までがまだそのまま残っている...
柳田国男 「故郷七十年」
...それを抱きかかえたレミヤを挟んで...
夢野久作 「霊感!」
...かれの駕籠を挟んで...
吉川英治 「大岡越前」
...鎗(やり)を脇に挟んで鞍から飛びおりざま...
吉川英治 「三国志」
...お前さんも小耳に挟んでいなさるだろうが」「それが……」と...
吉川英治 「醤油仏」
...葱(ねぎ)を挟んでフウと吹いて口へ入れた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...……ゲ、げーい」四すると、清十郎を挟んで、その隣に、同じく、これも食べ酔って、シャックリばかりしていた男が、笑いだした...
吉川英治 「宮本武蔵」
...小猿を膝の間に挟んで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...耳に伝声器を挟んでいなければならなかった...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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