...さうして持てるものを與へるのも亦自ら養ふ所以の一つである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...それだけ高いまなこが持てるのである...
上村松園 「九龍虫」
...五月の空気のやうな感情を持てる女の...
大手拓次 「「香水の表情」に就いて」
...親しみが持てる意味で...
高見順 「如何なる星の下に」
...「ひとり!」と鍵の束(たば)持てるポマアドの悪臭たかき一看守に背押されて...
太宰治 「HUMAN LOST」
...小さな舗が持てるなら...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...ピュラコスの子イヒクロス牧羊多く持てるもの...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...『アイギス持てる天王の常勝の兒よ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アイギス持てる雷霆の神の示せる畏怖の像...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アイギスを持てるヂュウスのまなむすめ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その時牛王の目を持てるヘーレー答へて彼にいふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...黒く捲かれし柄(つか)持てる長劍利刄數多く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...持てる金のすべては兵馬に附託して...
中里介山 「大菩薩峠」
...その持てる杖で、ぐんぐん湖面を掻きまわすと、その杖の先について来た藻のようなもののそれが、昆布のようにどろどろになった女の黒髪であることを見て、怒ってその竹の杖を湖面に打込んだが、杖は池の底深くくぐり入って、再び現われては来ません...
中里介山 「大菩薩峠」
...好感の持てる方です」令夫人がとりとめなくおしゃべりするけど...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...二人で石の一つぐらいは持てるであろう...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...長く持てるものではありません」「それも一理ある」曹仁は...
吉川英治 「三国志」
...今去った駕かきの子でも、夢を持てる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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