...しかも稚拙な直譯である...
太宰治 「猿面冠者」
...拙者身上は前に申した通りつめが牢死...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...馬鹿囃子(ばかばやし)にひょっとこの踊または判(はん)じ物(もの)見たような奉納の絵馬の拙(つたな)い絵を見るのと同じようにいつも限りなく私の心を慰める...
永井荷風 「日和下駄」
...それでは代って拙者が吹いてお聞きに入れよう...
中里介山 「大菩薩峠」
...いかが取計らいましょう」「拙者が引受けるからよろしい」神尾主膳は一諾してしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...そもそもこの伯耆の安綱という刀は、有野村の藤原家に伝わる名刀じゃ、いつぞや拙者の宅で様物(ためしもの)のあった時、集まる者にこの刀を見せてやりたいから、それで幸内を嗾(そそのか)して、ひそかにそれを持ち出させた、それはお銀どの、そなたもよく御存じのはず……いや、幸内の持参したこの刀を見ると聞きしにまさる名刀、急に欲しくなってたまらぬ故、幸内から譲り受けた」「それは間違いでございます、幸内には、わたくしが父に内密(ないしょ)で三日の間、貸してやったものでございます、それを人様にお譲り申すはずがござりませぬ、そのようなことをする幸内ではござりませぬ」「それもその通り、尋常では幸内が拙者に譲る気づかいもなし、拙者もまた、微禄(びろく)して、恥かしながらこの刀を譲り受けるだけの金が無い、それ故に少し荒っぽい療治をしてこの刀をぶんどった」「エ、エ!」「ははは、驚いたか」神尾主膳はふたたび大盃の酒を傾けて咽喉(のど)を鳴らしながら、意地悪くお銀様の面を見つめて、しばらく黙っておりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...拙者(わし)が以前とは別な人のようになった……ははあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...拙者は人を助けはせぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...なにも改めて拙者にたずねるには及ぶまい――どれ」兵馬は苛立(いらだ)って...
中里介山 「大菩薩峠」
...表題の付け方の拙い本は別の話だ...
中原中也 「芸術論覚え書」
...「私の手振が拙なくなったのをば...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...拙者松軒其儘油川居残...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...無学の拙者共(せつしやども)には御両君の博学あり/\と見えて何とも申上様なし...
山路愛山 「明治文学史」
...「……ですから、拙者は、何も知らない顔をしているが、やがて貴兄が呉へかえって、連環の計、火攻めの計など、一挙にその功を挙ぐるにいたれば、当然、かくいう徐庶が、魏の陣中にあって、焼き殺されてしまう...
吉川英治 「三国志」
...それより拙者(せっしゃ)のほうがきくが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ここの者へご伝授していただきたい」「しかし拙者は宋(そう)朝廷の朝臣だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...船は拙者が抑えている」「おッと!」お米を肩に引っ担(かつ)いで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...拙者も永い忍苦(にんく)はしませぬ...
吉川英治 「夕顔の門」
ランダム例文:
便利!手書き漢字入力検索
- 野球選手の根尾昂さん: プロ8年目で初勝利を達成した中日の投手🎉
- 小説家の朝井リョウさん: 「イン・ザ・メガチャーチ」第23回本屋大賞を受賞した 🏆
- 声優の梶裕貴さん: 声優として20周年を機に音声AI事業を軸とする新会社を設立。🦋
時事ニュース漢字 📺
