...丁抹(デンマアク)から瑞典(スウエデン)へ行って...
芥川龍之介 「さまよえる猶太人」
...世界の地図からは海の色一色に塗抹(ぬりけ)されていた陸地……そして古来から未だただの一度も...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...その上に一抹の海青く汽船の往復する見ゆ...
寺田寅彦 「東上記」
...寒波との闘争につかれて(抹消)衰弱し...
戸坂潤 「獄中通信」
...何人も之を抹殺すべからず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...距離の観念を抹殺して...
豊島与志雄 「文学以前」
...なにか無理なところと一抹の曇りとを彼に見出してはいたが...
豊島与志雄 「三木清を憶う」
...恋愛的な気持の一抹もないようなことは絶対に無いと云っていいから...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...なぐりつけるごとき一抹の時の悪感の底に...
中井正一 「物理的集団的性格」
...抹茶茶碗(まっちゃぢゃわん)を見始めた...
夏目漱石 「虞美人草」
...抹殺する必要がある...
蜷川新 「天皇」
...志津子夫人と千束守の情死したということが判らないように鋏を入れ墨で抹消すべき筈ではありませんか...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...この人は歴史上の人物をよく抹殺しようとしたものだ...
野村胡堂 「平次放談」
...幸福論を抹殺した倫理は...
三木清 「人生論ノート」
...そそのかした事実を抹殺するために...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
......
夢野久作 「猟奇歌」
...まだ一抹の叙情を残しているのはここだけだ...
横光利一 「欧洲紀行」
...それまではたれにも澱(おど)んでいた一抹(いちまつ)の危惧(きぐ)だったものも...
吉川英治 「私本太平記」
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