...彼には小利口で抜け目のないところと...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...なんとかして漕(こ)ぎ抜けられない事はあるまい...
有島武郎 「或る女」
...とにかく気持が違ふから風邪なんか抜けてしまひますよ...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...O町の例の家から養源寺の寺内を通ってA町へ抜けることも出来るんだ...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...そこから外への抜け道はないだろうね」「あるものですか...
江戸川乱歩 「影男」
...だけどもうすっかり抜けきったかな...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...その傍を通り抜けると...
中里介山 「大菩薩峠」
...二階まで筒抜けに聞えます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...藤一郎は何時の間にか雑沓を抜けて...
原民喜 「少年」
...力の抜けたような声で...
久生十蘭 「金狼」
...抜け出すことが出来るのぢやけれど...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...そういう折に私はそれ等(ら)の落葉に雑(まじ)った図抜けて大きな枯葉をうっかりと踏んづけたりしてそれの立てる乾(かわ)いた音に非常にさびしい思いをしたものだった...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...その隙に捕虫網を携へて露路へ抜け出すと...
牧野信一 「真夏の朝のひとゝき」
...お山の裏へ抜けて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...離れた林の小道をこの場へ出抜けた所から「うまい...
三好十郎 「樹氷」
...――玄徳が常に似合わずよく飲むので、統は心配していたが、そのあいだに、かねて云い含めておいた通り、関平(かんぺい)、劉封(りゅうほう)の二人は、席を抜けて、外にいた三百余の関門兵を、遠くへ引退がらせてしまった...
吉川英治 「三国志」
...悪くいえば抜け目ない横着者だ...
吉川英治 「私本太平記」
...吉良どのが』彼が立つと、相談している席から、二、三名が抜けて、『お迎えせねば』と、あわただしく出て行った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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