...彼の死は私たちの折節になった...
...彼女は悲しみの折節を乗り越えなければならなかった...
...この大統領選挙は国の未来を左右する大きな折節だ...
...彼は折節を告げるとともに、彼の遺言を残した...
...社会は彼の演説での折節を称賛した...
...「そこまでは存じませんが、折節女の、ひい、ひい、と悲鳴を上げる声が聞えたり、男がげらげらと笑う声がしたり、や、も、散々な妖原(ばけはら)だといいますで...
泉鏡花 「活人形」
...又折節(をりふし)は喘(あへ)ぐ聲(こゑ)...
アルテュル・ランボオ 上田敏訳 「虱とるひと」
...折節帰省中であった下村為山(いざん)君を中心として俳句の研究をしつつあった中村愛松(あいしょう)...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...「暑さかな」とあるのは折節暑い時候であったがために不愉快の心持を暑さに寄せたのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...喧嘩の折節(おりふし)近くに居合わせながら看過(みすぐ)した隣村の甲乙を思うさま罵って居た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...臨濟寺には折節無人にて漸一人從被遣由に候...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...そこで折節四条の南座が芝居をやっているので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...二枚書けば忽(たちまち)筆渋りて癇癪(かんしゃく)ばかり起り申候間まづ/\当分は養痾(ようあ)に事寄せ何も書かぬ覚悟にて唯折節(おりふし)若き頃読耽(よみふけ)りたる書冊(しょさつ)埒(らち)もなく読返して僅(わずか)に無聊(ぶりょう)を慰めをり候次第に御座候...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...折節(おりふし)に聞く浄瑠璃(じょうるり)の一節(ひとふし)にも人事(ひとごと)ならぬ暗涙を催す事が度々であった...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...折節父の家に立寄り夕餉(ゆうげ)の菜(さい)にもとて獲たりしものを与へたり...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...折節(おりせつ)はお兼さんの顔を見て笑った...
夏目漱石 「行人」
...折節(おりふし)天候不穏の兆(ちょう)ありしを以て...
野中到 「寒中滞岳記」
...やはりその時の事が思ひ出されて折節涙が出て来て困つた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...折節(おりふし)自分で想像しては唯(ただ)怖くて堪(たま)らない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...旧幕府の末年に神田孝平(たかひら)氏が府下本郷通を散歩の折節(おりふし)...
福澤諭吉 「蘭学事始再版之序」
...折節には機嫌(きげん)を取るのかと思われるほどの事をも云う...
二葉亭四迷 「浮雲」
...」と老母は折節嘉吉の前で其の兄なる男の力量の程をほめたてるのが癖だつた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...折節阿部出立之頃は第二編之分出版未だ成就致切(いたしきり)不申...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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