...愆(とが)と罪を抑えて外に出(い)でざらしむというのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...全く手懸りがないんだがねえ」と学士は苦しい心情を僅(わず)かに抑えていった...
海野十三 「地球盗難」
...主人は店員をガッチリ抑えて行くためには...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...一体どうしてお亡くなりになりましたのでしょうか?」凝乎(じっ)と手巾で顔を抑えていた老エフィゲニウスが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...例えば有為の青年を金や権勢や義理合やでとって抑えて本人のあまり気のすすまぬ金持の養子にしたり...
寺田寅彦 「マルコポロから」
...抑えておく必要がある...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...それであるのに誰も附人(つきびと)なしに、一人で雨の中を笠も被(かぶ)らないで大人の下駄を穿いてそこへ、「姉様」と言って入って来たから、お君は呆れながらも黙って見ておられませんから、「坊(ぼっ)ちゃま」と立って抱いてお上げ申そうとするのを、お銀様が抑えて、「いいえ、そうしてお置きなさい...
中里介山 「大菩薩峠」
...支那の小僧が両手で轡(くつわ)をしっかり抑えている...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...キリキリと差し込むのを抑えて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...疳(かん)が昂(たか)ぶっているのを懸命に抑えているらしい...
山本周五郎 「思い違い物語」
...胸騒ぐ血を抑えて...
吉川英治 「江戸三国志」
...――そして轢(ひ)かれもしないのに片足を抑えて...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...「――おれが抑えていればこそだが...
吉川英治 「私本太平記」
...この有力な味方を抑えて置くために...
吉川英治 「新書太閤記」
...また、あれほど、思いこんでいる勝入父子の意気地は、ここで抑えても、ほかの場合で、何かの形をとって、あらわれるにちがいない...
吉川英治 「新書太閤記」
...じっと虫を抑えているのであった...
吉川英治 「親鸞」
...その怒りをやたらに抑えてゆくと...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...又さんの頭を抑えて...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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