「把」の意味
つかむこと
小説での「把」の使い方
...人生即文藝の意は肉靈合致の心熱的態度によつて事實の特殊的把持をすること...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ヒューマニチーの福音を説きつつもなお権力の信仰を把持して...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...前面に閉っている扉に近づくと把手(とって)に手をかけてグッと押した...
海野十三 「深夜の市長」
...茗荷一把―五本―七銭は松山としては高すぎるよ...
種田山頭火 「一草庵日記」
...真なるものを把握(はあく)することの喜びには...
寺田寅彦 「科学と文学」
...その金庫室と金庫の配置を完全に把握するに至った...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...イデオロギーの機関として把握されているのが事実だということである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...並に世界観の把握のために...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...戸の把手ががちゃんと鳴って...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...そして我々はその深き叡知的の計量性の中に瞬間崩れゆく美しさを把掴するとも考え得るであろう...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...過去と未来とは把握することのできない瞬間の一点において結合すると考えられる...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...ポイエシス的に実在を把握し行くという行為的直観の過程たるを脱せない...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...やがて瀕死(ひんし)の眼に把(とら)えられたものは...
原民喜 「苦しく美しき夏」
...植民団も傭兵も出て轆轤(ろくろ)の把手にとりつき...
久生十蘭 「海難記」
...然るにこのことは原理的には唯理解が諸内容の總體を把捉する場合にのみ行はれる...
三木清 「歴史哲學」
...現実が把握されていない...
宮本百合子 「明日の言葉」
...最も自然に実感をもって把握され文学的作品の中に描写されつつある...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...して見るとこの欠点の把捉には...
和辻哲郎 「鎖国」
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