「抉」の意味
えぐる
小説での「抉」の使い方
...眼を抉りぬいてしまふ事だ...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...それはズッシリと重い頭が永く載っていたらしく真中が抉(えぐ)ったように引込んでいた...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...鎗の鋒鋩がグイグイとそこを抉った...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...それから時好に適った刑罰が続いた――去勢、内臓抉出、四つ裂き――それが済むと、今度はフェライラが苦痛の呻きを発する順番となった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...古代の記録によりますに、昔、ピシストラアッスなる人物は、自らの肉を抉り、傷つけ、血だらけになりましてアテネの市中に転がり込み、おれは追跡されている、おれはもうすこしで殺されるところだったぞと、吼えまわったのであります...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...雲漢を抉(えぐり)て彼の帝郷に遊ぶなり...
津田左右吉 「史論の流行」
...いわゆる「窓」の形に抉(えぐ)れた口から...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...僕の胸は抉(えぐ)られた...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...右の眼玉は抉り取られ...
久生十蘭 「魔都」
...―一九三一・一〇・二四―「大衆の友」創刊号(昭和七年二月五日発行)(1)鮮血 (2)軍 (3)弾 (4)虐 (5)日 (6)突 (7)刺 (8)剣 (9)産 (10)党 (11)血 (12)突 (13)抉 (14)血 (15)戦 (16)圧 (17)日本共産党 (18)殺 (19)血 (20)後 (21)狙 (22)構 (23)革命 (24)鉄...
槇村浩 「生ける銃架」
...抉りぬいて開かれるやうになつてゐるらしい条目がある...
三木露風 「トラピスト天使園の童貞」
...ぐいぐい抉られるような気持でした」佐八はちょっと眉をしかめた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...人間の心理を一層深くアケスケに抉(えぐ)り付け...
夢野久作 「甲賀三郎氏に答う」
...すでに幾つかの槍の穂に抉(えぐ)られていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...突き抉(えぐ)った...
吉川英治 「新書太閤記」
...子をもつ親の苦悩を深刻に抉(えぐ)っていた...
吉川英治 「親鸞」
...どれほど骨を削(けず)り髄(ずい)を抉(えぐ)られる原因となったか知れない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...この一言がひどく彼の胸を抉(えぐ)ったことを物語っていた...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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