...相互扶助の感情と言ふが如きは...
石川啄木 「所謂今度の事」
...この兄弟が川の中で扶(たす)けたものばかりと...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...そうすれば三万石のりょうぶんをさしあげて一生御扶持(おんふち)申しましょうと仰っしゃるのでござりました...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...英國風の憲政を日本に扶植せむとするに在り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼れの根拠は現在僅かに少数の関東派あるのみ彼れ豈之れを恃て有力の政党を組織するを得むや或は彼れを以て専ら力を自由派の扶植に致し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...正午扶桑書房主人來り新圓貳千圓および米國製食料品を贈らる...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...燈刻扶桑書房主人來り新生社閉店近き由を告ぐ...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...役人としてはわずか切米十俵二人扶(ぶち)の小身ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...無禄無扶持(むろくむふち)になった小殿様たちは...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...扶け起して竹杖にしばりなどせしかば恙(つつが)なくて今は二尺ばかりになりぬ...
正岡子規 「小園の記」
...栢村の屋敷に添えて終生五人扶持を賜わり...
山本周五郎 「菊屋敷」
...葛西の家でも相当な食い扶持を取られたであろう...
山本周五郎 「さぶ」
...お附の者に扶(たす)けられて湯に這入って...
夢野久作 「白髪小僧」
...寡婦扶助料のほかは何も持たなかつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...弱い骨肉への扶養――と云ふやうな涙ぐましい善事も金がする...
吉川英治 「折々の記」
...董卓の扶持(ふち)を離れ...
吉川英治 「三国志」
...五石(こく)十人扶持(ぶち)をいただいておったという事でありまして……」まで来ると...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...五石十人扶持とはいえ典型的な封建戸主の一武士であったらしい...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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