...七 文芸は文章に表現を托する芸術なり...
芥川龍之介 「小説作法十則」
...醉つて居ない阿武天風君が上つて來てくれたので後事を托し...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...それを福田氏に托して差入れてくれました...
石川三四郎 「浪」
...活字の正せむことを托しぬ...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...その可愛い娘をその手に托して...
田山花袋 「道綱の母」
...久しく委員の手に附托せられた儘になつてゐる排水工事案を解決して貰ひたいと云つてゐる...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...松山の掛員へ托して置いて...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...或は教育或は衛生等名を公共の事業に托して寄附金を募集するもの年と共にその数を増せり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...事を左右に托してそれを謝絶(ことわ)るような先生ではありません――武士が戦場へ臨む心で...
中里介山 「大菩薩峠」
...なんて下品な依托販売(いたくはんばい)をやる必要はないですよ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...相互信托株式会社も其一つである...
平出修 「瘢痕」
...或はそんなことが私をしてかかる夢を私の亡き母にまで托させてゐるのかも知れぬ...
堀辰雄 「花を持てる女」
...當座の小遣ひとして金を十圓だけ托送して呉れて...
三島霜川 「自傳」
...托鉢に出たのは某年正月十七日が始で...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...彼を托しているからである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...民藝を都会の工場に托す事は意味がないでしょう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...よしよし」とおっしゃって茶托に干菓子を山盛りにして下さった...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...「私は今新聞からフィルムを托されましてね...
横光利一 「欧洲紀行」
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