...李花は吾々の手の内のものだ...
泉鏡花 「海城発電」
...手の内の一羽の雀は木の上におるところの二羽の雀より貴い...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...手の内のよしあし...
種田山頭火 「行乞記」
...南竜軒の手の内がわからないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...すぐ手の内に丸め込む若い女さえあるのに...
夏目漱石 「明暗」
...パリは完全に彼の手の内に入った...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...私だけに手の内を見せてくれ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...だが手の内を明かしたくない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...ねえやは両手の内側に唾(つばき)をつけ...
槇本楠郎 「かぶと虫」
...土手の内の田圃(たんぼ)を...
森鴎外 「百物語」
...彼はその手の内にあるものをあなどり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いわば自分の生命を他人の手の内にあずけておくようなものではあるまいか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それでも自分の手の内の問題となると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そんなちっぽけなべか舟などは手の内のものだと思ったのであるが...
山本周五郎 「青べか物語」
...貴方のおはからいでどうか仕手の内に加えて下さい」「だめだろうな」と弥兵衛が云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...寄手の内から一人の大将が...
吉川英治 「三国志」
...きれいな人妻の、妊娠(みごもり)ッてやつは、妙に、男に物を思わせるものだて」卯木は紅くなって、漬物桶もそのまま、勝手の内へ、身を隠しかけた...
吉川英治 「私本太平記」
...その夜裏庭では各のお手の内まで拝見いたした虚無僧でござる」「えっ……」弥助は胆(きも)をヒヤリとさせたが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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