...所々危うげなる所なきにあらず...
石川啄木 「閑天地」
...足跡のついた泥地が洲のように所々高くなっているきりで...
伊藤野枝 「転機」
...しかし所々に、秘密な開発が行なわれ、枝をひろげつつあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私の情が冷かであつたから随つておいよさんにも余所々々しいところが出て来た...
長塚節 「隣室の客」
...その紫が所々に顔を出しているのに...
中谷宇吉郎 「雑魚図譜」
...所々の草を一二尺抽(ぬ)いて...
夏目漱石 「草枕」
...所々にある茶屋は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私は可成所々――所々といつても東京附近だが――の温泉を歩いたが...
萩原朔太郎 「石段上りの街」
...所々に茂った花樹が生(は)え...
萩原朔太郎 「猫町」
...所々に漁業をなすものの家が幾軒ずつか散在している位である...
牧野富太郎 「利尻山とその植物」
...あんまり好いんで所々手帖に...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...家司(けいし)を呼んで損(そこ)ねた所々の修繕を命じて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...院が繰り返しの所々で声をお添えになるのが非常に全体を美しいものにした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一〇八山の神の乗り移りたりとて占をなす人は所々にあり...
柳田国男 「遠野物語」
...所々に、死骸の丘ができた...
吉川英治 「三国志」
...所々の湿地のほかに...
吉川英治 「新書太閤記」
...まだ所々小さい湖水を作っているが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...行(や)り直せっ』という声が、所々に起った...
吉川英治 「山浦清麿」
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