...その方向の上に截然たる對立を認めずにはゐられない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...ところが俳句にあっては截然(せつぜん)その間に区別をおいて――そうしてむしろ時雨をあととし紅葉を先として――紅葉を秋季...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...それを截然(せつぜん)と切り離して考えるということはむしろできがたいというのが本当なのです...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...切り立ての鋏穴の縁辺は截然(せつぜん)として角立(かどだ)っているが...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...公私の生涯に截然たる分界あるが故に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...さうして低(ひく)く相(あひ)接(せつ)して居(ゐ)る木立(こだち)との間(あひだ)に截然(くつきり)と強(つよ)い線(せん)を描(ゑが)いて空(そら)は憎(にく)い程(ほど)冴(さえ)て居(ゐ)る...
長塚節 「土」
...ただこの截然(せつぜん)たる一苦痛を秒ごとに深く印(いん)し来(く)るばかりを能事とするように思われた...
夏目漱石 「思い出す事など」
...そう截然(せつぜん)と片っ方づけられるものじゃないと云う事であります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...しかし二者を截然(せつぜん)区別のあるごとく論じているのが欠点かと思われます...
夏目漱石 「創作家の態度」
...その実は截然(せつぜん)とこう云う区別はできんのであります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...その大議論のあとを拝聴しよう」「今の人の自覚心と云うのは自己と他人の間に截然(せつぜん)たる利害の鴻溝(こうこう)があると云う事を知り過ぎていると云う事だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...水と油のように夫婦の間には截然(せつぜん)たるしきりがあって...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...その間に截然たる相違点があって...
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...素朴実在論から我々を出来る限り截然と区別するためである...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...ここに截然とたち切つて...
水野仙子 「嘘をつく日」
...同様に截然としない点を指摘している...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...奈良時代と平安時代とを截然区別する心持ちがわれわれにある...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...宗教的情緒の領域と叙情詩の領域とが截然区別されるということは別に不思議なことではない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
- 野球選手の大谷翔平さん: 怪我で3試合連続欠場 ⚾
- 野球選手の石井大智さん: 左アキレス腱断裂から復活し、51試合連続無失点を達成🔥
- 野球選手の村上宗隆さん: 新人として初のシーズン30号本塁打を記録 ⚾
