...廉平は我ながら、訝(あや)しいまで胸がせまった...
泉鏡花 「悪獣篇」
...我ながら奇としないではいられなかった...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...チヤンチヤン(このあたりではソデナシといふ)を着たおぢいさんの姿には我ながら吹きだしたくなつた...
種田山頭火 「其中日記」
...自然の姿とこしへにわれは昨日の我ながら嗚呼函關の紫も昔のあとぞ遙かなる...
土井晩翠 「天地有情」
...自分の言葉が聞きいれられてるのを見て我ながら驚いた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...我ながら不気味に意識された...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...全く我ながら馬鹿らしい事だと心付く...
永井荷風 「海洋の旅」
...我ながら怪しいほどに切(せつ)になってゆくようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...我ながら浅ましいことをしてけり...
中里介山 「大菩薩峠」
...この清興(?)を我ながら風流事(こと)極(きわ)まれりと納まっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...我ながら、切れっぷりのさっぱりしたことを感じないでもないが、それにしても、どうも痛切にあの女のことばっかりが頭に残っているのは、何としたことだ...
中里介山 「大菩薩峠」
......
中原中也 「在りし日の歌」
...それにしても少し妙だと我ながら感心する...
中谷宇吉郎 「雪の十勝」
...我ながら大間拔けだと思つてゐるよ」平次までが諦(あき)らめたことを言ふのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...我ながら浅ましい思いがすると...
萩原朔太郎 「老年と人生」
...考えもしなかったのは我ながら不覚だった...
長谷川時雨 「古い暦」
......
二葉亭四迷 「浮雲」
...『今の趣向は我ながら...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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