...次に又精神肉体が睡眠を求め、休養を求むる時にも、又疾病苦悩に煩わされて居る時にも、われ等の認可を受けた上でなければ、成るべく、交霊を差控えるがよい...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...これは郷里へ着くまで成るべく使はないやうにして行かうと思ふんです...
石川啄木 「葉書」
...成るべく病人のぐずり泣きに接する機會を少くしようとして...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...かの女がその親類や兄弟のことを成るべく云はないやうに避けるのも...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...たゞ理科の範囲内の事実を成るべく多く教へて...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...公爵などいふものは、床柱か女かの前で無ければ坐るべきものでないと思つてゐる川上は、成るべくなら、床柱と女房との真中に公爵を坐らせてみたかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...一度出た門を急に後退(あとかへ)りをして厄介ついでに成るべく人の好ささうな教授連に紹介やら保証やらを頼み廻つてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...成るべく高く売りつけよう為めに発明した怖ろしい悪企(わるだく)みなのだ...
薄田泣菫 「茶話」
...僕だけは成るべく別取扱ひがして貰へるやうに……」英国の将校達は顔を見合せて笑つた...
薄田泣菫 「茶話」
...日本では俳優(やくしや)も興行元(しうち)も成るべく脚本に金を払ふまいとするから...
薄田泣菫 「茶話」
...歩かれるだけ一所に歩く積りで成るべく靜に足を運んだ...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...成るべく近寄(ちかよ)らない事にしてゐた...
夏目漱石 「それから」
...すず子はまた成るべく社会の人の音信が聞きたかつたのである...
平出修 「計画」
...すず子はまた成るべく社會の人の音信が聞きたかつたのである...
平出修 「計畫」
...船長は成るべく高い値投で...
牧野信一 「船の中の鼠」
...成るべくはその呼び名も好くして愛護してやるべきだ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...實例と申しても際限も無き事にていづれを取りて評すべきやらんと惑ひ候へども成るべく名高き者より試み可申候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...成るべく東京の同業の助力を借りずに材料を集めようと決心していた記者も...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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