...さう大した懸隔はないのです...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「尼」
...室内と室外の気象状態にすくなからぬ懸隔(けんかく)ができたため...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...あまりにもひどい懸隔(けんかく)があるので...
太宰治 「花火」
...懸隔益々甚(けんかくますますはなは)だしく...
田中英光 「オリンポスの果実」
...道太は何をするともなしに、うかうかと日を送っていたが、お絹とおひろの性格の相違や、時代の懸隔や、今は一つ家にいても、やがてめいめい分裂しなければならない運命にあることも、お絹が今やちょうど生涯の岐路(わかれみち)に立っているような事情も、ほぼ呑みこめてきた...
徳田秋声 「挿話」
...全く時間の懸隔なく深くわが胸底(きょうてい)に浸(し)み入りて常に親密なる囁(ささや)きを伝ふる所以(ゆえん)けだし偶然にあらざるべし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...ほんの一瞬の差が一時間のあとには莫大(ばくだい)もない懸隔をつくるのである...
本庄陸男 「石狩川」
...三人の歩みはだんだん早くなつて私との懸隔が余程離れました...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...茶山と蘭軒との年歯の懸隔が想はれる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...二段の懸隔があることを認め...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...王に対して十分の懸隔と服従とを示すために...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...たといそこにどんな相違懸隔があったにしたって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もし社会に上下の反目や貧富の懸隔が生じるなら...
柳宗悦 「工藝の道」
...貧富の懸隔(けんかく)が生じるなら...
柳宗悦 「民藝四十年」
...これらのものは彼我のあいだに甚(はなは)だしい懸隔がある...
山本周五郎 「新潮記」
...他(た)の夜毎(よごと)に盛装して散歩に出る三人の女とキキイとの間にどんな身分の懸隔(けんかく)があるのか解(わか)らなかつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...懸隔(かけへだ)てがある...
吉川英治 「新書太閤記」
...まったく懸隔(かけへだ)てた性格の持主であったことを知って...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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