...佐久間玄蕃(さくまげんば)が中入(なかいり)の懈怠(けたい)のためか...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...じきに懈(だる)そうな風をしてぺッたり坐って...
徳田秋声 「足迹」
...腿(もも)と臀部(でんぶ)との肉に懈(だる)い痛みを覚えた...
徳田秋声 「あらくれ」
...空車を挽(ひ)いて帰る懈(だる)い音などもした...
徳田秋声 「黴」
...手足も気懈(けだる)そうであった...
徳田秋声 「黴」
...懈(だる)い体も次第に蝕(むしば)まれて行くようであった...
徳田秋声 「黴」
...頭脳(あたま)が懈くなって来ると...
徳田秋声 「黴」
...羅宇屋(らうや)の汽笛などが懈(だる)げに聞え...
徳田秋声 「黴」
...体が気懈(けだる)く頭心も痛かった...
徳田秋声 「縮図」
...今朝体の懈いのはそのせいだったが...
徳田秋声 「縮図」
...お前(まへ)の懈(おこた)りを私(わし)の故(せゐ)に取(と)られて恨(うら)まれても徳(とく)の行(ゆ)かぬ事(こと)...
樋口一葉 「うらむらさき」
...ふえろうにあうす(7)に相違ない――懈怠ニシテ然モ兇悪ナル旅行者の烙印をおさなければならなかつたのだ...
牧野信一 「風流旅行」
...僧徒にこの板が風に随うて動きやまぬごとく少しも懈(おこた)らぬよう訓(おし)えたとジュカンシュは言ったが...
南方熊楠 「十二支考」
...ほんとに何か出来そうに見えて居る主人を懈(だ)るそうに見たりして居た...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...お久美さんは懈るそうに左手をあげて顔中をぶっきら棒に撫で廻した...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...私は懈(だる)い毎日を二階に送っていたが...
室生犀星 「音楽時計」
......
横瀬夜雨 「花守」
...懈怠(けたい)はならぬぞ」「はい...
吉川英治 「新書太閤記」
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