「憾む」の意味
心残りに思う
小説での「憾む」の使い方
...唯憾むらくは残虐を好み...
芥川龍之介 「結婚難並びに恋愛難」
...憾むらくは、われに日を招きかへすの扇なし...
大町桂月 「妙義山の五日」
...直ちに然りと答うる能わざるを憾む...
高木敏雄 「比較神話学」
...譯文拙劣にして全豹を示すこと能はざるを憾む...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...憾むらくは私自身が空の空になれない事だ...
種田山頭火 「行乞記」
...憾むらくは彼にはデリカシーがない...
種田山頭火 「其中日記」
...憾むらくは未だ之れに答へて然りと明言する能はざるを奈何余は敢て憲政黨の主義綱領明白ならざるを以て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...言語の通ぜざるを憾む...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...かりのすまひにひとしき庫裏なれども猶ほ且かの縁のひろきを憾む朱欒植ゑて庭暖き冬の日の障子に足らずいまは傾きぬ二十五日...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...どんなにヘンリーを憾むだらうか? なんて...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...逃げて行つた者共を憾むけしきもなく...
牧野信一 「創作生活にて」
...青春既に危く何を憾むかな?「十三人」の頃には...
牧野信一 「貧しき文学的経験(文壇へ出るまで)」
...只憾むらくは宋代の校定を経来り...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...絶て此種の書の出づるを見ぬのは憾むべきである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...憾むらくは榛軒は此がために彼の医学の全体を排せむとした...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...憾むらくは私は今それ程の餘裕を有せない...
森林太郎 「鼎軒先生」
...唯だ大に憾むべき事は...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...従って文体や筆致及び文の長短等に調和を欠いた処のあるを憾む...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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