...矢張自分の記憶の底に沈んで居る石塊(いしころ)の一つの名であつた...
石川啄木 「葬列」
...自分がそれからコーヒー茶碗を下に置いたことを記憶していない...
海野十三 「四次元漂流」
...全く私の記憶には残っておらぬ...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...」コクトオの言葉と記憶している...
太宰治 「もの思う葦」
...すなわち独仏の関係は歴史的の記憶あるがためなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...一八四五年七月のある記憶すべき朝...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...読者の記憶するとおり彼は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...おぼろな記憶の中から...
中谷宇吉郎 「民族的記憶の名残」
...記憶の復活に伴う強い刺戟(しげき)と共に...
夏目漱石 「こころ」
...もしかしたら患者が顔を憶えていてくれたのではあるまいかとも思われましたが...
原民喜 「廃墟から」
...強烈な印象をうけた記憶がある...
久生十蘭 「だいこん」
...照子を相手に因循な日を過した七八年も前の追憶をたどつて『或る日の運動』などゝいふ小説を書いたのであるが...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...わたしたちは面倒とばかりに馬の腹を蹴つて丘を駆け降りたのを憶ひ出す...
牧野信一 「書斎を棄てゝ」
...何でも余程変なものを書いたように記憶している...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...舌に記憶されているものでは...
矢田津世子 「茶粥の記」
...どんな書体であったかはいまは記憶に残っていないのであるが...
山之口貘 「私の青年時代」
...親の代から住みついているという「いも屋の惣(そう)さん」もはっきりした記憶がない...
山本周五郎 「季節のない街」
...今は彼女の記憶も朧(おぼろ)げであった...
横光利一 「上海」
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