...丁度あの染殿(そめどの)の御后(おきさき)に鬼が憑(つ)いたなどと申します通り...
芥川龍之介 「邪宗門」
...物に憑(つ)かれたような夫の眼の方が恐いのであった...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...神に憑(つ)かれているような目をして灯の揺らぎ方を見詰めていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...この病気にかかった女は『憑(つ)かれた女』と呼ばれていた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...平助が正覚坊に憑(つ)かれたという噂(うわさ)がぱっと村中に広がりました...
豊島与志雄 「正覚坊」
...あんな素晴らしい話を作らせるものは確かに憑きものに違ひないと...
中島敦 「狐憑」
...狐憑(きつねつ)きに馬鹿にされて歸つたぢやないか」鼻の良い八五郎は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...憑(つ)きもののしたような妖(あや)しいもの...
火野葦平 「花と龍」
...例の制服を着けて平然判事席の椅子に憑(よ)っておられるので...
穂積陳重 「法窓夜話」
...「ゲエテはデモンに憑かれてリリイとの戀に落ちた...
堀辰雄 「手紙」
...「それは狐憑(つ)きの男のことを書いてゐる小説です」と無雜作に僕に云つた...
堀辰雄 「本のこと」
...貴下の前著『和漢数学発達史』が今でも唯一の信頼すべき憑拠に有之候...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...その父である故人の大臣の亡霊が憑(つ)いているとも言われる噂(うわさ)の聞こえて来た時...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あることのついでに魔にでも憑かれたふりをして家中を騒がせたのである...
山之口貘 「私の青年時代」
...なにか憑(つ)きものでもしているような...
山本周五郎 「季節のない街」
...同時にこの狐憑きはソンナ性質と一緒に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...所謂第二の手段の憑拠(ひょうきょ)となるべき...
夢野久作 「霊感!」
...人に憑(つ)くことによって...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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