「憇」の意味
休むこと
小説での「憇」の使い方
...――例えば十三頁にある「太陽の中で憇ふ(アロサ)」の如き...
石川欣一 「可愛い山」
...新橋停車場前の或休憇所に車を降り...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...然しこの村の一農家の生垣をめぐらした庭内に憇ひ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...此途(みち)は凡(すべ)て農業(のうげふ)の通路(つうろ)なれば憇(いこ)ふべき茶店(ちやみせ)もなく...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...暫(しばら)く憇(やすらひ)てまたのぼり/\て神楽岡(かぐらがをか)といふ所にいたれり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...憇ひの巣を期待するのが...
太宰治 「お伽草紙」
...されど旅客の來りて憇(いこ)ふものもなければか...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...日を避けて憇へば...
長塚節 「草津行」
...少(すこ)し懷(ふところ)が窮屈(きうくつ)でなくなつてからは長(なが)い夜(よ)の休憇時間(きうけいじかん)には滅多(めつた)に繩(なは)を綯(な)ふこともなく風呂(ふろ)に行(い)つては能(よ)く噺(はなし)をしながら出殼(でがら)の茶(ちや)を啜(すゝ)つた...
長塚節 「土」
...そこに十分間の休憇があつた――その間...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...早朝の靜寂が到る所に憇(いこ)つてゐて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...蒲團の一隅に憇(やす)んでゐた私の肘(ひぢ)がそれを押へつけてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...アルビオンの崖(がけ)の上に憇(いこ)つて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私の憇(いこひ)は十分に安らかだつたかも知れない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私の憇(いこひ)は破られた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...途方(とはう)に暮れた私に憇(いこひ)の場所を惠んでくれるやうな氣にさせることは...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...この孤獨――人界からの放逐!憇(いこひ)の錨(いかり)が切れたばかりか...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...午後は風致と眺望とに富んだ丘陵の上の公園の若葉の蔭に小憇し...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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