...持てるを持たずとする虚僞に比すれば遙かに上品ぢやないかと今一つの聲が慰める...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...これは恐らくささやかな慰めだ...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「詩とマイクロホン」
...何だか死人にでも触ってるような感じでしょう?』慰めるつもりで云ったのが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...慰めてやったと思って安心しました...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...この際の病床を慰めに来てくれる唯一の友人として...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼はさう決意することによつて自分の気持を慰めたのだ...
北條民雄 「道化芝居」
...さうして私たちの冬の慰めとなつてゐた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「冬」
...少しはお慰めになりましょうが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...私は吾から慰めては単なるゼ・センチメンタルと自任したがるのであつたが...
牧野信一 「風流旅行」
...それがあの人を慰め...
水野仙子 「響」
...この言葉をくりかえしかみ直し、心のゆたかさを感じ、慰めの暖かさ、こまやかな精神の肌理のつやを感じます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ついに恐るべき糺弾(きゅうだん)を受ける運命がまわって来たと悲しみながらもその心持ちを隠して尚侍をいろいろに言って慰めた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...だれがあなたの代わりになって私を慰めてくれる者があると思って立って行くのだろうと思うと恨めしいのよ」と言って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一夜がかりで源氏は慰め明かした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私は豪邁(がうまい)の気象を以て不幸の境遇に耐へてゐた嘉心を慰めた品を...
森鴎外 「椙原品」
...なにものにも代えがたい慰めでもあり...
山本周五郎 「日本婦道記」
...いろいろ慰めて下すったんですけど何もなりゃしないわ...
夢野久作 「少女地獄」
...そのほうにかけては、くせの良くない男だからの」と、慰め返した...
吉川英治 「日本名婦伝」
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