...われ穉(をさな)き物語して慰むるに...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...と言語(ことば)を尽して慰むれば...
泉鏡花 「活人形」
...ゆえに教派的の嫌悪文字的の貶評は彼の辞せざるところなりもしこの「狷介奇僻」の著にしてなお同胞を慰むるの具たるを得ば著者は感謝して止まざるなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...ヨブを慰むるにおいて全く無効であった理由である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...春三郎はもう此上慰むべき言葉を見出さなかつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...心を慰むどころか憂いに堪えぬ...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...又*地より來り心を慰むる酒を壺中に運び行く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...心慰むるの趣なきに非ずと雖...
長塚節 「草津行」
...風物の一も眼を慰むるに足るものあることなし...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...平次には慰むるところがあったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...事足らぬ住居なれども住まれけりわれを慰む君あればこそ...
服部之総 「志士と経済」
...著者であった私としてはマー私の手腕の如何なるものであったかの証拠を示した記念碑を建てて貰ったのダト思えば多少自ら慰むる所がないでもない...
牧野富太郎 「植物記」
...翁が徳川文化愛慕の霊を慰むることも亦宛ち難事とは云へないが...
正岡容 「滝野川貧寒」
...競うてこれを慰むるに力(つと)め...
南方熊楠 「十二支考」
...そうした物思いも慰むかと思って出た御禊川(みそぎがわ)に荒い瀬が立って不幸を見たのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...心細さは少し慰むはずであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...病める蘭軒を慰むるものは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わが屋根に俄かに降れる夜の雨の音のたぬしも寝ざめて聴けばあららかにわがたましひを打つごときこの夜の雨を聴けばなほ降る雨はよく疲れた者を慰むる...
若山牧水 「なまけ者と雨」
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