...一(いつ)も目を慰むべき装飾なし...
芥川龍之介 「上海游記」
...愚民の意を慰むるに過ぎず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...あるいは温(あたたか)き同情より彼を慰むれどもいずれも問題の中心に触れない...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...従って永久にこれを以て人を慰むることも出来なかったのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...その痛苦を慰むると共にその罪を懺悔せしめて...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...それよりも京極を散歩する方がまだ幾らか心が慰む...
高濱虚子 「俳諧師」
...憂いを抱く身に悲しい芝居を見て泣きたいだけ泣くと心が慰むというのと同じ心持をいったのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...憂いの道を語り慰むすべもあるべきに...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...あわれみ慰むべき最良の方法を自己のために見い出すことと...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...われは始て人の世の苦しみを慰むるもの形容と情緒(こゝろ)のうら若さ...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...平次には慰むるところがあつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これを避けんがために過ちを柱に帰して暫(しばら)くこれを慰むることならんといえども...
福沢諭吉 「家庭習慣の教えを論ず」
...ただこれを観て我が情を慰むるのみ...
福沢諭吉 「教育の目的」
...強いて自ら慰むるのみなれども...
福沢諭吉 「日本男子論」
...又我が死を慰むることも出來ると稱讃したのである...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...私はあちこちをながめても心が慰むのだからね」女王は泣きながらこう言って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「身を投げん涙の川に沈みても恋しき瀬々に忘れしもせじどんな時が来れば少しでも心の慰むことが発見されるのだろう」と薫は言い...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...病める蘭軒を慰むるものは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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