「慄」の意味
恐れおののく
小説での「慄」の使い方
...自己の周圍に戰慄すべき罪惡を見...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...聞くものをして戦慄せしむる動物あり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...あれを見よ」警部さんは生きた心地もないような慄(ふる)え声(ごえ)で叫びました...
海野十三 「崩れる鬼影」
...神を眼のまえに見るほどの永遠の戦慄(せんりつ)と感動...
太宰治 「鴎」
...其間に於ける奸計猾策ハ実に人をして慄然たらしむるものあり...
田中正造 「非常歎願書」
...慄(ふる)え出しましたぜ...
中里介山 「大菩薩峠」
...思わず慄然(りつぜん)と震(ふる)えた...
新渡戸稲造 「自警録」
...顎のあたりを慄わせていたが...
久生十蘭 「湖畔」
...落第だ――と思ふと慄然とした...
牧野信一 「ランプの明滅」
...坂口安吾より太宰治より濃厚に戦慄的に描き出しているドストイェフスキーの文学は...
宮本百合子 「新しい文学の誕生」
...宮はお慄(ふる)い出しになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...声が縺(もつ)れて慄えている...
矢田津世子 「反逆」
...バスは小刻みに慄えながらまっすぐに海に向い...
山川方夫 「その一年」
...良心の戦慄を書くのが探偵小説の使命なのだ……という説もある...
夢野久作 「探偵小説の正体」
...オルガはぶるぶる慄えると...
横光利一 「上海」
...それと同じ灯(ひ)が下で慄(ふる)へながら同じ処(ところ)まで長く長く伸びて居るのと...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...白い戦慄しかなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...さすが豪胆のルパンも全身冷水を浴びた様に慄(ぞっ)とした...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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