...もうもう慄然(ぞっ)とする慄然(ぞっ)とする...
泉鏡花 「婦系図」
...戦慄(せんりつ)を伴(ともな)って拡がって行った――玉音の放送があるから...
梅崎春生 「桜島」
...「……」市長は髭の間から唇をブルブル慄わせながら...
海野十三 「深夜の市長」
...人間の心そのものに巣くっている種類の戦慄(せんりつ)がある...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...1五六人の有閑夫人(ゆうかんマダム)からなりたった『猟奇と戦慄を求むるの会』にS夫人が招かれた...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...アガメムノーン・クレーオーン彼等を眺め叱り責め、羽ある飛揚の言放ち彼に向ひて宣んし曰ふ、『軍馬を御する豪勇のチュウヂュウスの子ああなんぢ、何故恐れ慄くや、戰場眺め怖るゝや? 370汝の父は畏怖知らず、常に親しき同僚に先んじ進み戰鬪を敵に挑むを喜べり、その戰場に勤むるを眺めしものの曰ふ如し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...そして慄然(ぞっ)として声をあげた――それは提灯の光りで...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「耳無芳一の話」
...一種の戦慄を感じた...
豊島与志雄 「二つの途」
...びく/\慄える腿に帽子を当て...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...今わたしは何げなく捕えた二人の視線と、あるかなきかの微笑を思い出して、慄然としました...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...慄然たる思いであった...
中井正一 「「良書普及運動」に寄せて」
...お松はその提灯の光を慄(ふる)えながら見ていると...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は戦慄を感じた...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...まるで疫病に罹ったようにただわなわなと慄(ふる)えるのでございました...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...疑惑と戦慄(せんりつ)とを感ぜざる国...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...茜(あかね)いろの都の空にまたしても悪鬼(あっき)や羅刹(らせつ)のよろこび声が聞える時の迫りつつあるのではないかと戦慄した...
吉川英治 「親鸞」
...慄然(りつぜん)とした...
吉川英治 「日本名婦伝」
...しかしその声はだんだんと読んでいくうちに怪しく乱れて慄えてきた...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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