...わたしをして慚愧(ざんき)せしめ...
魯迅 井上紅梅訳 「些細な事件」
...省みて愧ぢない生活...
種田山頭火 「其中日記」
...樹明来、飲み歩いた、いけなかつた、おなじワヤでもタチのよくないワヤだつた、懺愧の冷汗...
種田山頭火 「其中日記」
...彼豈(あ)にこれに愧(は)じんや...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...日頃(ひごろ)は閑卻(かんきゃく)している慚愧(ざんき)と絶望の念(ねん)が動き初めるにつれて...
永井荷風 「ひかげの花」
...はなはだ遅(おそ)まきの話で慚愧(ざんき)の至(いたり)でありますけれども...
夏目漱石 「私の個人主義」
...自分のすさまじいようすを恥辱(はじ)と慙愧(ざんき)の感情で思いかえす...
久生十蘭 「キャラコさん」
...君子の愧(は)ずべき所なりと常に警(いま)しめて居ます...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...これまでは財産がないために身分相応の面目を保つことが出来ないのを愧(は)じて...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...自分の魂の醜くさをまざまざと眼の前の絵姿の上に見せつけられて後悔慚愧(ざんき)に身の置き処もなく...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...愧じて深山に隠れ数年帰らず...
南方熊楠 「十二支考」
...まだ何が何やらわからない慚愧(ざんき)...
夢野久作 「斬られたさに」
...奉公にある身が――と慚愧(ざんき)せずにはいられなかった...
吉川英治 「剣の四君子」
...慚愧(ざんき)にたえません」「なんで」「無意味な殺生をしたじゃありませんか...
吉川英治 「三国志」
...さすが後では慚愧(ざんき)にたえず...
吉川英治 「私本太平記」
...秀吉の前へ出て、慚愧(ざんき)、詫びることばも知らず、「大切なお味方を一千も亡(な)くした罪、今さら申すことばもございません...
吉川英治 「新書太閤記」
...老母の姿へ胸中一ぱいな慚愧(ざんき)の眼を伏せて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...能面に対してこれほど盲目であったことはまことに慚愧(ざんき)に堪(た)えない次第であるが...
和辻哲郎 「能面の様式」
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