...その意志が刻々に自己の途を導いてゐることを感ずるとする...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...俺は暫く自分の生涯を貫く連續(コンテイニユイテイ)の絲を見失ふ事を感ずる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...西国の人は案外自分の身辺に近い事実のように感ずるのであろう...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...私はその時なんという事なしに矛盾不調和を感ずる一方では...
寺田寅彦 「蓄音機」
...新聞を最も必要と感ずる人の種類を考えてみると...
寺田寅彦 「一つの思考実験」
...近世においてはかえって貧にして野蛮なる人民は富んで文明なる人民の侵入をば防御するのはなはだ困難なるを感ずるに至れり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...吾々が光りと感じ熱と感ずるものは...
豊島与志雄 「過渡人」
...自分が交ってるためにその調子が狂ってるのを感ずることができたので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...暖きものの近づくのを感ずる時にはもはや...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ときには一種の恐ろしさを感ずるようになったのです...
夏目漱石 「こころ」
...私等には抽出法がうまく行われないために不快を感ずる事がしばしばあるのだから仕方がありません...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...いよいよ深く生の空虚を感ずるのである...
萩原朔太郎 「宿命」
...彼はなんとも云ひやうのない悦びを感ずる...
堀辰雄 「續プルウスト雜記」
...自分の感ずるところの反対の極点に...
本庄陸男 「石狩川」
...この場合には坐つて居る人でも多少の窮屈を感ずるであらう...
正岡子規 「病牀六尺」
...再び顔に感ずるや否や...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...何かしら黒い翳を感ずるのである...
蘭郁二郎 「蝕眠譜」
...しみ/″\其処に新しい秋を感ずる...
若山牧水 「秋草と虫の音」
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