...しかしふと目に止まつた西洋人の比喩(ひゆ)の美しさを愛する心だけは残つてゐる...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...眞理を愛する心と眞理に反する者を憐憫する心とは決して兩立し得ぬことではない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...さうして聊か見下した意味に於いて彼等を愛する心持を覺えた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...子供を愛する心は信仰で人形を愛する心は迷信であります...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...お前のしたことはみんな私を愛する心から出たことだと...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...達也を愛する心からでした...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「美人鷹匠」
...自分を愛する心が罪を許してしまってから何年もたってから...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...民衆の生活に愛する心を以て関心を持つことに初まり...
豊島与志雄 「異邦人の意欲」
...若年の士を愛する心が...
直木三十五 「南国太平記」
...わが芸術を愛する心は小説を作り劇を評し声楽を聴くことを以て足れりとなしき...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...わたしを愛する心のまづしい乙女を求めてゐる...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...彼等が「動」を愛する心理作用から来るのである...
堀口九萬一 「東西ほくろ考」
...それから第三節目にある国家を愛する心がひいては人類愛にまで発展するという点も...
前田多門 「「人間宣言」のうちそと」
...登ろうという心は労苦を愛する心では決してないであろう...
松濤明 「山想う心」
...自分の妹を死ぬ様になどと云うのはいかにも惨酷な様に聞えるけれ共たった一人の妹を愛する心は白痴の恥かしい姿を生きた屍にさらして悲しい目を見せるよりはとその死を願うのであった...
宮本百合子 「悲しめる心」
...子供を愛する心持につながるのであるから...
柳田国男 「故郷七十年」
...お前が私を愛する心...
吉行エイスケ 「恋の一杯売」
...人を愛する心持ちがどんなに強く自分の内に起って来ようとも...
和辻哲郎 「自己の肯定と否定と」
便利!手書き漢字入力検索
