...彼は愚鈍な男だ。...
...全く愚鈍だね。...
...愚鈍さゆえに彼は試験に落ちた...
...彼の愚鈍な行動は全員を困らせた...
...愚鈍な子供と思われたくない...
...楕円形(だえんけい)の中の肖像も愚鈍(ぐどん)の相(そう)は帯びているにもせよ...
芥川龍之介 「十円札」
...最後にその二等と三等との区別さへも弁(わきま)へない愚鈍な心が腹立たしかつた...
芥川龍之介 「蜜柑」
...世にもみすぼらしい小男の而も幾分愚鈍な牧田を従えて...
江戸川乱歩 「黒手組」
...愚鈍大食の野暮天であつたといふに於いては...
太宰治 「お伽草紙」
...いつも自らの愚鈍さを感じ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...感傷的で愚鈍なワグナー流の駄々(だだ)っ児(こ)ではなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...番頭の與七は利口と愚鈍と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...愚鈍ではあるが子供の時から是れといふ不出來しも無かつたを思ふと何か殘念の樣にもあつて...
樋口一葉 「うつせみ」
...彼女と結婚した――愚鈍(ぐどん)な卑屈な...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...どんな愚鈍な者でもみなわかるのである)などは軽蔑(けいべつ)して...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...平時に於て大洋で行われた最も愚鈍な椿事だった...
牧逸馬 「運命のSOS」
...その怯懦(きょうだ)と愚鈍からみすみすそれを逸(いっ)し去ったのは...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...この十年ばかりピカソの作品はその複製を見るたびにその愚鈍なマンネリズムで私を全く飽き飽きさせる...
三好十郎 「絵画について」
...わたしは愚鈍である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「なんと愚劣で無智なものであるか、人間どもの救いがたい蒙昧(もうまい)、恥知らず、愚鈍、……だからこそわしは遁世したのだ、世の中にも人間にもあいそをつかしたればこそ、俗世をのがれて山中に隠れたのではないか、このわしの心境すらかれらにはわからぬ、ばか者ども、なんという哀れなばか者ども」けれども老人は断念しなかった...
山本周五郎 「似而非物語」
...愚鈍の名をのこすとも...
吉川英治 「三国志」
...しかも愚鈍で頭の足らない男ということは...
吉川英治 「新・水滸伝」
...愚鈍のうちに人間の光を見れば...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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