...愚俗の迷信と申さねばならぬ...
井上円了 「おばけの正体」
...これは金銭に換えられぬ家の一大事だからと、御隠居奥様から、入用として別に頂いて来ているので、それを残らずお前に上げては、愚庵も困る...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...愚弟だと紹介した...
夏目漱石 「それから」
...低俗愚劣な作品ばかりで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...我が国を貧にし我が国民を愚にし...
福沢諭吉 「中津留別の書」
...宗教裁判所に関する話のなかで荒唐無稽な愚にもつかぬものと私のそれまで思いこんでいた種類のものであったのだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...あたかもかのライプニッツ5の率直にして明快な理論がゴージアス6の狂愚にして薄弱な修辞学を凌駕(りょが)するごとく...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
...下りないか! 愚図々々していると...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...婆さんが鼠色のコートにくるまって不機嫌で愚かな何かの怪のように更に遠く辿って行くだろう疎林の小径を右に見て走った...
宮本百合子 「一隅」
...自分並全人類の持つ痴愚や不完全さが...
宮本百合子 「大橋房子様へ」
...この何でもないものを越えがたい障害物のように見なして恋人に接近なしえない心弱さは愚かしくさえ自分を見せているのではないかと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宝石を見た一刹那(せつな)から烈(はげ)しい貪慾に囚(とら)われていたために……ああ……愚かな私……...
夢野久作 「死後の恋」
...執権の暗愚をみて...
吉川英治 「私本太平記」
...愚かな日常の齷齪(あくせく)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...高家筆頭が愚(おろか)にされては...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...僕は衆愚と観ておりません...
吉川英治 「親鸞の水脈」
...そういう愚痴や回顧をいう余裕すらない様子なのである...
吉川英治 「松のや露八」
...わしなど愚痴(ぐち)すら云えまい...
吉川英治 「源頼朝」
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