...愈(いよいよ)堕落させたいと云ふ心もちもして来ます...
芥川龍之介 「悪魔」
...さうして愈一緒に往けなくなつた時にさやうならと云はう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...酒宴を止めて愈々...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...ぐるぐる廻つたりしてゐるのを見た時には――私の血は煮えくり返つた――愈々我慢がし切れなくなつて...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...「私は愈々(いよいよ)郷里(くに)へ帰ろうと思います...
海野十三 「あの世から便りをする話」
...愈おつぱじまるぞ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...妻女は愈々(いよいよ)哀れに思い死骸を引取(ひきと)り...
関根黙庵 「枯尾花」
...依然としてそして又愈々...
戸坂潤 「科学論」
...吾人はこの旨味ある新食品の愈々盛んに我国に輸入せられん事を希望して息(や)まざるものなり...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...愈々やれるかどうか...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...扨愈々十五日を期して先づ名古屋で發表する事に致しましたが東京...
豊田喜一郎 「乘用車發表に際して」
...否将来愈々そうであるだろうように...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...戦は愈せまる...
夏目漱石 「幻影の盾」
...愈々以つて八五郎親分は大した眼力だぞ」「親分...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...想ふに藤陰の病は既に愈(い)えてゐたのであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...大吉の心愈々重い...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...愈々背水の陣か? 呵々...
山本周五郎 「青べか日記」
...この老骨を朝廷の御為(おんため)に――)と愈(いよいよ)...
吉川英治 「源頼朝」
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