...彼は惰力に流されて何もしないで過ごしている...
...制作物の完成が遅れたのは、スタッフたちの惰力が原因だった...
...惰力から抜け出して、新しい挑戦をしてみたい...
...この仕事には、惰力を振り払って、自己管理能力が求められる...
...惰力に陥らないよう、日々の生活に意識を向けるようにしている...
...惰力(だりょく)の法則はいつのまにか苦痛という意識さえ奪ってしまった...
芥川龍之介 「十円札」
...葉子も今まで続けていた回想の惰力に引かされて...
有島武郎 「或る女」
...惰力で筆を執っていてもイツマデ経(た)っても油が乗って来なかった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...有体(ありてい)にいうと『其面影』も『平凡』も惰力的労作であった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...その惰力(だりょく)で今は敵を押しているのだ...
海野十三 「諜報中継局」
...惰力で前車に追いつき...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...その惰力が今日までも残っているのである...
大隈重信 「選挙人に与う」
...惰力の為めに面白くもない懶惰(らんだ)な生活を...
谷崎潤一郎 「秘密」
...紙上の文字に現われた行文の惰力が作者の頭に反応して...
寺田寅彦 「科学と文学」
...やり始めると惰力で仕事がとにかくしばらくの間は進行した...
徳田秋声 「黴」
...惰力(だりょく)で危うく池の中に飛びこみそうになったが...
火野葦平 「糞尿譚」
...惰力のついた足どりでその石橋をわたると...
宮本百合子 「菊人形」
...船は忽(たちま)ちゴースタンして七千噸(トン)の惰力をヤット喰止(くいと)めながら沖へ離れた...
夢野久作 「難船小僧」
...しかし今まで辷って来た惰力が承知しなかった...
夢野久作 「怪夢」
...一種の惰力みたように浮出して来る女の屍体の幻覚に釣られながら...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そのうちに慶北丸の惰力がダンダンと弛(ゆる)んで来て...
夢野久作 「爆弾太平記」
...まだ惰力で少し云いつづけ...
横光利一 「旅愁」
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