「惰力」の意味
慣性による力
「惰力」の例文(場面別)
- 物理学急ブレーキをかけたとき、惰力で体が前に傾いた。
- ビジネス組織の惰力を打破するために、大胆な改革が必要だ。
- 教育生徒の学習惰力を減らすため、授業にインタラクティブな要素を取り入れた。
小説での「惰力」の使い方
...彼は惰力に流されて何もしないで過ごしている...
...制作物の完成が遅れたのは、スタッフたちの惰力が原因だった...
...惰力から抜け出して、新しい挑戦をしてみたい...
...この仕事には、惰力を振り払って、自己管理能力が求められる...
...惰力に陥らないよう、日々の生活に意識を向けるようにしている...
...有体(ありてい)にいうと『其面影』も『平凡』も惰力的労作であった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...いずれも『浮雲』の惰力的労作であるは争われなかった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...今現に実測(じっそく)によると本船は四十ノットの快速力で走っているじゃないか」「惰力(だりょく)で走っているのじゃないですか」「そうかしらん」といっているうちに...
海野十三 「戦時旅行鞄」
...惰力で前車に追いつき...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...実勢は既に過去って惰力的の勢力が存在しているというに過ぎぬ...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...やり始めると惰力で仕事がとにかくしばらくの間は進行した...
徳田秋声 「黴」
...即ち又筆に依つて自然に生じて來る所の惰力を利用して...
内藤湖南 「北派の書論」
...今の生存は惰力に過ぎないのか...
中里介山 「大菩薩峠」
...眼はその文字の上を惰力的に追っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...もし自然のままの傾向で惰力して行つたら...
萩原朔太郎 「ニイチェに就いての雑感」
...懲役囚の一夜のように惰力的な一夜であった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...その同人たちが云わば惰力的にくっついていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...人を凌(しの)ぎ世に傲(おご)った前生活の惰力ではあるまいか...
森鴎外 「百物語」
...その惰力に任せて...
森鴎外 「百物語」
...一種の惰力みたように浮出して来る女の屍体の幻覚に釣られながら...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そのうちに慶北丸の惰力がダンダンと弛(ゆる)んで来て...
夢野久作 「爆弾太平記」
...意志の惰力で案外平氣な氣持ちですらすらと切符が買へた...
横光利一 「悲しみの代價」
...まだ惰力で少し云いつづけ...
横光利一 「旅愁」
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