...惜しげもなくその美しい文章に注がれるが...
芥川龍之介 「樗牛の事」
...古い宮殿や寺の内部は惜しげもなく装飾を施されていた...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...太い角材を惜しげもなく使った頑丈(がんじょう)な出格子(でごうし)...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...残る全部の大千世界を惜しげもなくむざむざと捨ててしまうのである...
寺田寅彦 「カメラをさげて」
...惜しげもなく放棄されて来たのである...
寺田寅彦 「日常身辺の物理的諸問題」
...ほんとうに惜しげもなく――貧乏ということの犠牲のために...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼女は恋人にさよならの挨拶を惜しげもなく言わせた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...マニラに集積した軍需品と兵力を惜しげもなくレイテへ注ぎこんだが...
久生十蘭 「ノア」
...弟子のためなら智慧でも葡萄酒でも惜しげもなくだしつくしてしまう...
久生十蘭 「黄泉から」
...惜しげもなく脱いできたような気がしてならなかった...
堀辰雄 「燃ゆる頬」
...トヨ (惜しげもなく...
三好十郎 「妻恋行」
...こう惜しげもなく与えられるべきものではないと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...大切な水を惜しげもなくこころよくさし上げますと...
柳田國男 「日本の伝説」
...その水は惜しげもなく川へあけてしまい...
山本周五郎 「青べか物語」
...時親は惜しげもなく棒のさきで落葉の下に突ッつき交ぜた...
吉川英治 「私本太平記」
...ここにバリバリと惜しげもなく燃えに燃えて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...長々と伸ばした身の曲線を惜しげもなく男の眼にさらしながら...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...ありもせぬ小道具の中などから子供の好きさうなものを選り出して惜しげもなく自分に呉れてゐた...
若山牧水 「古い村」
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