...本当に、惜しい事だ...
太宰治 「正義と微笑」
...幸子は口惜(くや)しそうに云った...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あんな所に長く奉公させて置くのも惜しい児(こ)のように思うから...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...生命惜しむのではない...
種田山頭火 「旅日記」
...彼が軍籍に身を置かなかったことを僕は切に惜しむ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...貴(たっと)い時間を惜(おし)むという意味からして...
夏目漱石 「こころ」
...寢床(ねとこ)にはひつても盤面(ばんめん)が腦裡(のうり)に浮(うか)んで來て口惜(や)しさに眠(ねむ)れぬ思(おも)ひのする事しばしばだが...
南部修太郎 「下手の横好き」
...と是れはいさゝか口惜しき思ひに...
樋口一葉 「たけくらべ」
...惜しいやうな気がするね...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...当寺に行き終夜別れを惜しむ...
南方熊楠 「十二支考」
...主観的には努力を惜しまなかったし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ひどくこの縁談の不調を惜しんで...
森鴎外 「安井夫人」
...あれほど沢山の立派な事柄を言いうる人物がこんな下らない・前置きばかり長々しい・問答のために時間を空費したのは惜しいことだなどとこぼしたりする...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一日のなごりを惜んでいるように思われた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...さまで口惜しい気持にもなれませんでした...
吉川英治 「江戸三国志」
...焼(や)いても惜(お)しいものではあるまいが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...理解も痛惜もまったく薄い風である...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...源氏を惜しむ人々は云う...
吉川英治 「源頼朝」
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