「惑」の意味
迷う
小説での「惑」の使い方
...聖書を隅から隅にまですがりついて凡ての誘惑に対する唯一の武器とも鞭撻とも頼んだその頃を思いやると立脚の危さに肉が戦(おのの)きます...
有島武郎 「『聖書』の権威」
...此度の為めに持ち込まれた苦情を受ける迷惑と不快さを愚痴つぽくまた皮肉に彼女の前に並べるのだつた...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...そしてなお更に一歩進んでわが太陽系惑星が平和連合星団を建設することに話がまとまった...
海野十三 「火星探険」
...これッぱかりの疑惑(ぎわく)もさしはさまなかった...
海野十三 「振動魔」
...しかしその臭ひが宿なしたちには誘惑である食べ物を一銭二銭で売つてゐるのである...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...どれぐらいあたし等は迷惑してるか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そういう恐ろしい刑罰の危険を冒して彼女らを「テガイニイク」(からかいに行く)という冒険には相当な誘惑を感じる若者も多かったであろうが...
寺田寅彦 「五月の唯物観」
...」警部は当惑のていで友人を見つめる...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...」ドクトルも当惑した...
徳田秋聲 「和解」
...遽かに飛舞騰躍して自由黨を惑亂し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...つい君に迷惑を掛けて済まない」と冷淡な礼を云った...
夏目漱石 「それから」
...――声の柔かい魅惑...
野村胡堂 「江戸の火術」
...足だけは不自由で隨分養子御夫婦に迷惑がられ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...迷惑じゃない?」と言いながらわたしははいってゆきました...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...しかし夢中ではあんなに蠱惑的に見えた物語の筋も...
堀辰雄 「鳥料理」
...誘惑の限りを尽すも少しも動ぜぬから...
南方熊楠 「十二支考」
...妾もいかゞはせむと打ち惑ひ侍りしが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...このとおりお願いですから」「さあ?」宋江は当惑した...
吉川英治 「新・水滸伝」
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