...散る花を悼(いた)む心も慌(あわただ)し四月二十一日 雉子郎を悼む...
高浜虚子 「六百句」
...市民一般から愛慕されていたロゼリイス姫の死を悼むためか...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...・さみだるゝや真赤な花の・濡れて尾をたれて野良犬のさみだれ・はたらく空腹へさみだれがそゝぐ・梅雨空のしたしい足音がやつてくるよ(改作)・あめのはれまの枇杷をもいではたべ・梅雨あかり私があるく蝶がとぶ・びつしより濡れてシロ掻く馬は叱られてばかり追悼・夏木立...
種田山頭火 「行乞記」
...碧梧桐氏逝去を今日知つた(新聞を見ないから)、哀悼にたへない、氏は俳人中もつとも芸術家肌であつたやうに思ふ、一事を続けてやれなかつたのも、弟子とはなれがちだつたのもそのためだ、未完成――惜しいけれど詮方のない、――永久の未完成といつたやうな性格だつた...
種田山頭火 「其中日記」
...見よわが族の亡ぶ時彼は哀悼切ならむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 35友を悼みの痛恨にひたるを強ひて説き勸め...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...午後神楽阪貸席某亭に開かれたる南岳追悼発句会に赴く...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...或いはアントニウスがケーサルの追悼演説をしたといわれるロストラとか...
野上豊一郎 「パラティーノ」
...主體は無くなつた過去を悼むに及ばず未だ來らざる將來をかこつこともなく...
波多野精一 「時と永遠」
...悼(いた)ましい混沌の泥洲...
久生十蘭 「地底獣国」
...通りに死体があっても一抹(いちまつ)の哀悼(あいとう)も感じなくなる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...因って虎を慰め悼(いた)む詞(ことば)を懸けながら近寄り虎が耳を傾け居る隙(すき)を見澄まし殺すのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...そこで今までの盛んな喜びはそのまま哀悼にかわる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...共に眉を悼(いた)んでみせた...
吉川英治 「私本太平記」
...満堂の参列者のなかで「――先帝を想う」の追悼文をみずから読んだ...
吉川英治 「私本太平記」
...お哀悼(くやみ)のことばを申しあげ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...お悼(いた)み申しあげる」「都にて...
吉川英治 「平の将門」
...築地の本願寺で盛大な追悼会があってね...
吉田茂 「私は隠居ではない」
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