...バンッという音もガツンという反動も感ぜず――命中すれば常にこうなる――代わりに耳に届いたのは群衆が立てる悪魔的な喚き声だった...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「象を撃つ」
...彼の普通の鳴き声はこの悪魔的な笑いであったがそれでもいくらか水禽(みずとり)らしいところがあった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...かの偉大な罪人であり悪魔的な驢馬(ろば)であり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...悪魔的な暗澹たる気持に浸ってる時や...
豊島与志雄 「父母に対する私情」
...これが悪魔的なものとなるか...
中井正一 「映画と季感」
...悪魔的な遊び心と...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...その悪魔的な香気と酔は...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...矢張り巽九八郎の悪魔的な頭脳から出た呪いで...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...斯うして世にも奇怪な悪魔的なものにさえなって行ったのです...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...悪魔的な捨鉢な気持になって行くのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...深い碧眼(へきがん)にムーアはランクロの悪魔的な美貌を見る思いだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...悪魔的な笑いであった...
松永延造 「職工と微笑」
...洗練された奇矯な悪魔的なものである人...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...俺はあらゆる悪魔的な食物をこの舌で味はひ廻らう...
村山槐多 「悪魔の舌」
...あの悪魔的な大胆な男が...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...それは一種の新聞記者本能で、あの墓原の鯉幟が、何かしら面白い記事になりそうに直感されたからでもあったろう……が……一方から考えるとこの時既に、アノ鯉のぼりが象徴している不可思議な、悪魔的な魅力が、グングンと私の心を引き寄せていたのかも知れない...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...悪魔的な不可抗力をもって立還(たちかえ)るべく余儀なくされて来た...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...かれはまだお千絵にもお綱にも持ったことのない悪魔的な考えにフト頭を濁していた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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