...あの「悧巧」が顔を出すといやです...
伊藤野枝 「S先生に」
...怜悧(りこう)な坊さんは最初からそれをのぞんでゐたのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...悧巧(りこう)な君は...
海野十三 「壊れたバリコン」
...なるほど今日の青年はなかなか怜悧(れいり)である...
大隈重信 「我輩は何故いつまでもすべてに於て衰えぬか」
...あまり悧巧でないやうな顔をしてゐて...
太宰治 「津軽」
...見るからに悧発そうな青年の姿であった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...夜中警報でもある時は吾体を雨戸にぶちつけて家の人に知らす程怜悧の犬であった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...この島の最後の娘もあるいは素晴らしく美しく怜悧(れいり)な子(もちろん島民の標準においてではあるが)ではあるまいかと...
中島敦 「環礁」
...といって僕もあながち自分が臆病なるゆえ怜悧なりという考えはないが...
新渡戸稲造 「自警録」
...芦田君はその頃から怜悧(れいり)な青年で...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...あの女が身を投げる氣になれば世の中を少しは見直す」「へエー」「あの女は薄情で悧巧過ぎて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いかにも悧巧そうな...
林芙美子 「淪落」
...話してみると悧巧さうなので之は僕の方へ引き取ってもいゝと言ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...怜悧(れいり)で何もかも分かって...
森鴎外 「心中」
...物売りとしては怜悧(れいり)であったかも知れぬが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...それとも源次が皆(みんな)の思っているよりもズット怜悧(りこう)な人間であったせいであろうか...
夢野久作 「斜坑」
...幼ない時から何事に依らず怜悧(りこう)発明な上に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彼等は直ぐにその顏のやうに心もすが/\してゐるこの怜悧な娘とどういふ物言ひをすべきかを知つた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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