...絶えざる憧憬を以て、常に、新なる春と新なる夏と、新なる月と新なる年とを、悦び望み、その憧憬する物の餘りに遲く來るのを歎ずる者は、實は彼自身己の滅亡を憧憬しつつあると云ふ事も、認めずにしまふ...
レオナルド・ダ・ヴインチ Leonardo da Vinci 芥川龍之介訳 「レオナルド・ダ・ヴインチの手記」
...さうして此の如き生活の廣さと胖けさとから來る云ひ知れぬ悦びを味ふことが出來た...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...一家のものは非常な悦びの間にもこれ一つが晴れ殘りの村雲だ...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...暮近くに父が元氣よく歸つて來たのを見て一家の悦びはいふまでもない...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...悦びに吊られて思ひ込んだ...
中原中也 「その頃の生活」
...この新らしい知己を得た悦びは一層深甚なものであつた...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...スペクタクルを悦び...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「チカモーガ」
...いつも俺に泣顔ばかり見せてゐる市民達の悦びの吟唱が聞き度いのだ...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...悲しみと悦びとを同時に感ずるといふ言葉を少しばかり説明いたしたいと思ひます...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...」臆病な娘と勇ましい軍人――鶴子のそんな芝居が酷く彼の悦びを買つて...
牧野信一 「陽に酔つた風景」
...読者の悦びが見出されるか疑問とせずには居られない...
牧野信一 「浪曼的月評」
...猴王大いに悦び力を尽して羅摩を助く...
南方熊楠 「十二支考」
...私が歓びに打ち震え 見つめればおなじ悦びに 眼を瞠り 微笑む...
宮本百合子 「五月の空」
...奥様の悦びようといったらありませんでした...
矢田津世子 「旅役者の妻より」
...さうすれば時折会ふ悦びもあらう...
柳宗悦 「赤絵鉢」
...それはどんなにか私にとっての悦びであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...恵みであり悦びである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...この悦びを誰にも伝えたいではないか...
柳宗悦 「民藝四十年」
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