...悠然(ゆうぜん)と腰をおろしたまま...
芥川龍之介 「河童」
...悠々と鴉片(あへん)を燻(くゆ)らせている! 迫った額...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...悠然と煙草を輪に吹く...
泉鏡花 「婦系図」
...悠々とひたってみる機会を得ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...先方ははなはだ悠長なものでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...悠々と歩いて行ったのである...
橋本五郎 「地図にない街」
...ところもあろうに五重塔の天辺で悠々閑々と筒眼鏡で景色などを眺めてござるなどはちと受取れぬ話...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...もって悠然、世と相(あい)おりて、遠近内外の新聞の如きもこれを聞くを好まず、ただ自から信じ自から楽しみ、その道を達するに汲々(きゅうきゅう)たれば、人またこれに告ぐるに新聞をもってする者少なく、世間の情態、また何様(なによう)たるを知らず、社中自からこの塾を評して天下の一桃源と称し、その景況、まったく世と相反するに似たり...
福沢諭吉 「中元祝酒の記」
...突然田舎親戚に不幸が生じて悠々として居られず...
牧野信一 「浅原六朗抄」
...悠長のシンボルそのものだけぢやないか……」「いや...
牧野信一 「環魚洞風景」
...」私は彼等の悠然たる脚どりに...
牧野信一 「早春のひところ」
...悠々そのあとを講じ続けたは...
正岡容 「わが寄席青春録」
...いらいらするくらゐ悠長な性分やつた...
室生犀星 「命」
...今日はあの頃の話でもして悠くり盃を遣わしたいと思うが...
山本周五郎 「落ち梅記」
...秀之進は悠(ゆっ)くりとこう云った...
山本周五郎 「新潮記」
...その信念はちがうものです」悠々たる単福の態度である...
吉川英治 「三国志」
...はやく去れ、はやく去れ」と、泣き顔になるのを、追いやって、いまはかえって、ただ一人こそ、心やすしと、悠然、最後のこの世の景色を、うち眺めていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...武蔵は、大屋根のまん中へ出て、悠々と、着物を着ていた、そして歯で帯の端を咬(か)み裂き、濡れ髪をうしろに束ねて、根元を自分でかたく結んだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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