...が、二葉亭はかえってこれを恥じて、「あんな軽佻(けいちょう)な真似(まね)をするんじゃなかったっけ、」と悔いていた...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...信じて敗北する事に於いて、悔いは無い...
太宰治 「かすかな声」
...悔悟のみ! 罪を悔いて正しき道に立ち返らんことのみである...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...・つかれてもどつてひなたの寒菊・いちにち風ふき誰もこない落葉する・悔いるこゝろに日がてり小鳥きてなくか・霜晴れ澄みわたるほどに散るは山茶花十二月四日冬ぐもり...
種田山頭火 「其中日記」
...酒は自ら悔いているくらいだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分ながら悔います...
中里介山 「大菩薩峠」
...余計なことをしなければよかつたと私も悔いたが...
中戸川吉二 「イボタの虫」
...今耕二にツツケンドンな口を利いて来たことが忽ち悔いられた...
中原中也 「耕二のこと」
...だから救はれなすつたのよ! 妾なんぞ始めから魂が腐つてゐて悔い改める心なんぞ爪の垢程だつて持つてやしない...
長與善郎 「青銅の基督」
...清三を手にかけた事さえも悔いては居ないように見えたのです...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...冒涜(ぼうとく)はおつつしみ下され私には愚痴や不平もないのだああ百方手をつくしてもこのとおりのていたらく神様も笑うておいでじゃ折も折なれば私はまた巡礼に出まする時は満てり神の国は近づけり汝(なんじ)ら悔い改めて福音を信ぜよああ女猿飛佐助のいでたちにて空を飛び火口を渡り血しぶきをあげて私は闘う福音は雷の音のようなものでしょうか一寸おたずね申し上げまするどうにも空腹にたえられないので...
林芙美子 「新版 放浪記」
...大いに悔いて犬のために大きな碑を立て...
南方熊楠 「十二支考」
...後に悔いざりし企てをばかつて抱きたる?(ユウェナリス)(a)だから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...上庸(じょうよう)におられた時からいたく前非を悔い...
吉川英治 「三国志」
...取り返しのつかぬものを悔いている色がいっぱいに漲(みなぎ)っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...大きな悔いに悩みだした...
吉川英治 「新書太閤記」
...悔いをあとにのこすな」大声でいった...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼女は「すさまじき心地」がして「来なければよかった」と悔いながら火鉢の側を離れない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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