「悒鬱」の意味
気分がふさぎ込むこと
「悒鬱」の例文(場面別)
- 日常会話最近、天気が続いて悒鬱な気分だ。
- 文学作品彼の詩には、時代への悒鬱が色濃く反映されていた。
- 医療・心理長引く悒鬱状態は専門家に相談する必要がある。
小説での「悒鬱」の使い方
...彼女は最近、悒鬱な気分が続いている...
...長期間のストレスで、悒鬱症状が出た...
...悒鬱な気分を晴らすために散歩に出かけた...
...悒鬱な曲を聴くと、なぜか落ち着く...
...悒鬱な思いに陥ったときは、友達に話を聞いてもらうのがいい...
...そんな事を思うと葉子は悒鬱(ゆううつ)が生み出す反抗的な気分になって...
有島武郎 「或る女」
...どこからともなく不意に襲って来る不安は葉子を底知れぬ悒鬱(ゆううつ)の沼に蹴落(けお)とした...
有島武郎 「或る女」
...どこか病質にさえ見えた悒鬱(ゆううつ)な少年時代の君の面影はどこにあるのだろう...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...君ら二人の目は悒鬱(ゆううつ)な熱に輝きながら...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...それが部屋(へや)の中をなお悒鬱(ゆううつ)にして見せる...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...鉛の塊のやうな鈍(にぶ)い悒鬱(いふうつ)がこの家の軒端まで漲つた...
有島武郎 「お末の死」
...或る時は悒鬱(ゆううつ)に...
有島武郎 「カインの末裔」
...悒鬱な氣分が靜かにおごそかに彼れを壓倒しようと試みるらしかつた...
有島武郎 「幻想」
...自分ながら悒鬱(ゆううつ)だと思われるような返事になっていた...
有島武郎 「星座」
...その時私は彼の顔にちらりと悒鬱(いふうつ)な色が漲つたやうに思つた...
有島武郎 「骨」
...私の妙に陰惨な悒鬱の感情は...
飯田蛇笏 「薄暮の貌」
...宇宙旅行の冒険ということよりもむしろ向う十五ヶ年の空費についての悒鬱であった...
海野十三 「宇宙尖兵」
...日毎夜毎(ひごとよごと)の悒鬱を払うには丁度(ちょうど)いい機会だと思ったので...
海野十三 「什器破壊業事件」
...だつて先生の悒鬱には何か近寄り憎い澄明さが感ぜられるのですもの...
牧野信一 「女に臆病な男」
...“I chatter, Chatter, as I flow……”私は窓下の流れの音に耳を傾けながら、悒鬱だつた...
牧野信一 「剥製」
...往年の可楽君の悒鬱(ゆううつ)...
正岡容 「我が圓朝研究」
...そして妻のことなどがかれをかれの永い間持ち腐らせている悒鬱(ゆううつ)にまで追い込んだのである...
室生犀星 「みずうみ」
...はながさいてゐる目をつむつてぼくは見てゐるはなびらは色(いろ)をうしなひあを白くうなだれて……はななれば はなのやうになぜ笑はないのだらうはながさいてゐる目をそつとつむるといつでも黙つてさいてゐる背中をむけて 向ふを向いて悒鬱な花よ 匂ひのない――花ならば 花のやうに……...
森川義信 「悒鬱な花」
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