例文・使い方一覧でみる「悄」の意味


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...側目(わきめ)もふらず々(しおしお)と歩いて参ったのでございます...   側目もふらず悄々と歩いて参ったのでございますの読み方
芥川龍之介 「邪宗門」

...物思はし氣に然と坐つて裁縫(しごと)をしてゐたお利代は...   物思はし氣に悄然と坐つて裁縫をしてゐたお利代はの読み方
石川啄木 「鳥影」

...(しお)れて声が霑(うる)んだのである...   悄れて声が霑んだのであるの読み方
泉鏡花 「婦系図」

...一旦死んだ人間が生きているという事が抑(そもそ)も間違いの原因だったのです」男は語り終ると然として首を垂れた...   一旦死んだ人間が生きているという事が抑も間違いの原因だったのです」男は語り終ると悄然として首を垂れたの読み方
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」

...あきらめたように口を開くと「或いはそうかも知れません」と然と言って...   あきらめたように口を開くと「或いはそうかも知れません」と悄然と言っての読み方
大庭武年 「旅客機事件」

...急に気返(しよげかへ)つてゐたが...   急に悄気返つてゐたがの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...余はさながら不測の運命に魘(おそ)われて然(しょうぜん)として農夫の顔其まゝに言(ものい)わぬ哀愁に満ちた自然の面影にやるせなき哀感(あいかん)を誘(さそ)われて...   余はさながら不測の運命に魘われて悄然として農夫の顔其まゝに言わぬ哀愁に満ちた自然の面影にやるせなき哀感を誘われての読み方
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」

...々(しおしお)と歩いていたムク犬が後ろを見返りました...   悄々と歩いていたムク犬が後ろを見返りましたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...療治をして居る間は青褪めた顏をして有繋にれ切つて居た...   療治をして居る間は青褪めた顏をして有繋に悄れ切つて居たの読み方
長塚節 「商機」

...何と云つて弁解してもおのづと滅入り込んで行く胸の暗さを抱いて然としな垂れた彼の姿は惨めであつた...   何と云つて弁解してもおのづと滅入り込んで行く胸の暗さを抱いて悄然としな垂れた彼の姿は惨めであつたの読み方
長與善郎 「青銅の基督」

...すっかり気(しょげ)返っております...   すっかり悄気返っておりますの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...(しお)々と院長のほうへ近づいて来た...   悄々と院長のほうへ近づいて来たの読み方
久生十蘭 「葡萄蔓の束」

...確かに些か氣(しよげ)た調子で...   確かに些か悄氣た調子での読み方
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」

...(しょ)げ返(かえ)って...   悄げ返っての読み方
堀辰雄 「ほととぎす」

...きょうはかえりに気てかえった...   きょうはかえりに悄気てかえったの読み方
宮本百合子 「獄中への手紙」

...私が気こんでいたのはね...   私が悄気こんでいたのはねの読み方
宮本百合子 「獄中への手紙」

...この寒空を孤影然と歩いている様子をいぶかしげに打眺めて...   この寒空を孤影悄然と歩いている様子をいぶかしげに打眺めての読み方
吉川英治 「三国志」

...不愍(ふびん)ではございますが、仰せのよう……」母と娘は、然と答えた...   不愍ではございますが、仰せのよう……」母と娘は、悄然と答えたの読み方
吉川英治 「べんがら炬燵」

「悄」の読みかた

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