...あれで悄悴(しょうすい)していなかったら...
海野十三 「西湖の屍人」
...今しもそこに悄然(しょうぜん)と涙を呑んで黙祷(もくとう)していたらしい一団は私が闥(とびら)をはいると同時に涙の筋をひいた顔を挙げて目礼したが...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...いきなり悄気(しょげ)かえったりした...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...憂に滿つる席上にアガメムノーン悄然と...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...悄々(すごすご)出ていった...
徳田秋声 「あらくれ」
...あなたはさだめし悄げ返るに違いないですな...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...道庵も少しばかり悄気(しょげ)てきました...
中里介山 「大菩薩峠」
...悄然(せうぜん)として八丁堀から歸つて來ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...東京に一泊して悄然として亨一は...
平出修 「計画」
...今も今母親の写真を見て文三は日頃喰付(たべつ)けの感情をおこし覚えずも悄然(しょうぜん)と萎れ返ッたが...
二葉亭四迷 「浮雲」
...悄々(しを/\)と仲間の後を追ツた...
三島霜川 「解剖室」
...アカシヤの並木の下を彼は悄然として叔父の家に歸つた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...此方から印税を返さねばならぬ」と長田幹彦大いに悄気(しょげ)て居る由最初の馬鹿景気に高調子となって...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...見る影もなく悄然(しょんぼり)となった彼女の...
夢野久作 「少女地獄」
...にわかに片隅へ寄って悄然としていたのだ...
吉川英治 「剣難女難」
...――お磯っ」「はい……」後ろに来て、悄然としていた...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...そう悄気(しょげ)たって...
吉川英治 「松のや露八」
...後でまた」悄々(しおしお)と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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