例文・使い方一覧でみる「悄」の意味


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...しかし妻(つま)は然(せうぜん)と笹(ささ)の落葉(おちば)に坐(すわ)つたなり...   しかし妻は悄然と笹の落葉に坐つたなりの読み方
芥川龍之介 「藪の中」

...』老人は急に気(しよげ)た顔付をして若い教師を見た...   』老人は急に悄気た顔付をして若い教師を見たの読み方
石川啄木 「道」

...足の運びも進まないように何んとなく(しお)れて行く...   足の運びも進まないように何んとなく悄れて行くの読み方
泉鏡花 「歌行燈」

...看守にどなられて無理に引きはなされて々(しおしお)と出て行つた老母を思ひ出すと...   看守にどなられて無理に引きはなされて悄々と出て行つた老母を思ひ出すとの読み方
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」

...気のせいか気(しょげ)て見えるだけで...   気のせいか悄気て見えるだけでの読み方
谷譲次 「踊る地平線」

...どない言うてええかわかりまへん」と然(しおしお)としてふるえ声にいう...   どない言うてええかわかりまへん」と悄然としてふるえ声にいうの読み方
近松秋江 「霜凍る宵」

...いきなり気(しょげ)かえったりした...   いきなり悄気かえったりしたの読み方
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」

...精神が空虚のうちに身悶(みもだ)えをする沈(しょうちん)の時間のあとに起こった...   精神が空虚のうちに身悶えをする悄沈の時間のあとに起こったの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...初めて、家を明けるのであるから、親爺の小言が恐ろしいが、そんな事は、丸で考えないで、(しょ)げ、怒り、恨み、寒がって、夜を明かした...   初めて、家を明けるのであるから、親爺の小言が恐ろしいが、そんな事は、丸で考えないで、悄げ、怒り、恨み、寒がって、夜を明かしたの読み方
直木三十五 「死までを語る」

...村の者の目にも然たる彼の姿は映った...   村の者の目にも悄然たる彼の姿は映ったの読み方
長塚節 「太十と其犬」

...手(て)ランプも點(つ)けぬ卯平(うへい)の狹(せま)い小屋(こや)の空氣(くうき)は黒(くろ)く然(ひつそり)として死(し)んだ樣(やう)である...   手ランプも點けぬ卯平の狹い小屋の空氣は黒く悄然として死んだ樣であるの読み方
長塚節 「土」

...それでなければかように恐れ入ると云わんよりむしろ然(しょうぜん)として...   それでなければかように恐れ入ると云わんよりむしろ悄然としての読み方
夏目漱石 「吾輩は猫である」

...然(しょうぜん)とむなしい旅から戻って来た...   悄然とむなしい旅から戻って来たの読み方
原民喜 「苦しく美しき夏」

...々(すごすご)我部屋へ戻ろうとして梯子段(はしごだん)の下まで来ると...   悄々我部屋へ戻ろうとして梯子段の下まで来るとの読み方
二葉亭四迷 「浮雲」

...そう気(しょげ)るなよ...   そう悄気るなよの読み方
松本泰 「日蔭の街」

...これでは折角の十三日だって要するに無意味だと思って気(しょげ)て...   これでは折角の十三日だって要するに無意味だと思って悄気ての読み方
宮本百合子 「獄中への手紙」

...然(しょうぜん)と座を立った...   悄然と座を立ったの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...(しお)れ返って従(つ)いて行ったが...   悄れ返って従いて行ったがの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

「悄」の読みかた

「悄」の書き方・書き順

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