...この店が長い年月を重ねて徐々に恵まれたこの賑やかな雰囲気は失われてしまう...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...語学は彼女の恵まれた才能であるらしく...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...実際「恵まれたる」今日はである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...パトラッシュは、恵まれた、今度の新しい生活のすべてを知ろうとして、その澄んだ目で、じっと注意深く、おじいさんと子供のすることを見守っていました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...かく自分の身の恵まれたることの讃歌を...
中里介山 「大菩薩峠」
...私は非常に幸運にもこの二人の学者を比較的よく知る機会に恵まれた...
中谷宇吉郎 「英国の物理学界と物理学者」
...もっともドイツも岩塩には非常に恵まれた国であるが...
中谷宇吉郎 「塩の風趣」
...私の雪の研究くらい恵まれた環境に育った研究も珍しいのではないかとも思われる...
中谷宇吉郎 「二つの序文」
...日本人として考え得る最も恵まれた境遇で人と成り...
中谷宇吉郎 「牧野伸顕伯の思い出」
...これほど機敏で洞察力に恵まれた烱眼の持主は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...全く恵まれたりと言はねばなるまい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そしてそこで採集した材料を遠く東京へ携帯して私に恵まれた...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...私はこの恵まれた現在を愉しまずにはいられなかった...
松濤明 「春の遠山入り」
...光る未来のある桐壺の方の身に添って進退する実母夫人は幸運に恵まれた人と見えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自然から恵まれた物資が産みの母である...
柳宗悦 「雑器の美」
...一夜の宿を恵まれたお礼に...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...ドンナ悪事をしても決して見付からない天分を恵まれたのかも知れない……なぞと考えまわすうちに...
夢野久作 「一足お先に」
...余りに恵まれた順調と周(まわ)りの一門に誤られている...
吉川英治 「源頼朝」
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